プロム行きたい?経験者が語るアメリカのスクールダンスの3手順とは??

留学経験

アメリカの映画やドラマのファンの方は、もうご存知のもうご存知かもしれませんが・・・、

アメリカの学校には「ダンスパーティー」という文化があります。

有名なのは「プロム」「ホームカミング」と呼ばれる、男の子がタキシードを着て、女の子がドレスを着るフォーマルなダンスパーティーです。

学校のホールや体育館をデコレーションして、ドレスアップした男の子と女の子が踊るのです。

いわゆるデートなのですが、アメリカの女の子達は小さい時からこういうダンスパーティーに憧れたりするわけで、もうその日は、半端なく気合いが入っているのです。

有名な映画なら「キャリー」、「ハイスクール・ミュージカル」でも重要なパートとして出てきますね。

なぜそんなものがあるのか、いつごろから始まったのか、その辺は定かではありませんが、アメリカの男子高校生・大学生には避けて通れない『儀礼』の一つでもあったりもするので・・・、

僕も恥ずかしながら・・・行きましたよ!

ちゃんと女の子を誘って。(ああ恥ずかしい・・・。)

ああいうのって、会場で写真とか撮るんですよね。

あんまり大事にとっておくと「パパこれ誰?」とか大人になってから言われますから、やっぱり処分したほうがいいかなああ??

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1.誘う方法

さて、普通はダンスの一週間前くらい(もっと前?)に、男の子がお気に入りの女の子を誘うのですが、そんなものはもっと前から決まっています。

その2,3ヶ月まえには、もう「根回し」的なものは行われているのです。

「あの子は誰とダンスに行く」という情報は、早めにキャッチしておくのが、誘う側である男性の力量でもあったりするのです。

その「根回し」が終わると、だいたいその情報は相手の女の子にも伝わっているので、女の子は「いつ申し込まれるのだろう?」とソワソワし始めます。

ここで、電話やメールなどで女性に伝えるなんて無粋なマネしてはいけませんよ!


そこは一工夫して、誘ってあげるのがジェントルメンです。

ダンスに誘うのは一工夫して・・・?

一例を挙げてみますと、彼女のベッドの上に花束と熊のヌイグルミ、そしてハチミツの入ったビンを、彼女のいない間にセットしておきます。

そしてカードにはこう書いて置くのです。

「僕のハニー(ハチミツ)になって、一緒にダンスへ行きませんか?」

顔から火が出るくらいハズカシイのですが、実はコレは僕が実際に使った方法なのです・・・。

もちろんデート相手の女の子は喜んでいましたヨ!

そのときのデート相手は緑の目をした、アメリカ人にしては少し小柄なカワイイ女の子でした。(仮称:グリーンアイちゃん)

外国の女の子はこういった事に素直に喜んでくれるので良いですね。

さて、このようなメッセージを受け取った女の子たちは、それなりの返事をしなくてはなりませんが、それも一工夫して返してきます。

例えば、ジェリービーンズのたっぷり入った大きなボトルを手渡され、カードには「赤が一番多かったら『イエス』、青が多かったら『ノー』です。」と書かれてあったりします。

男の子はその晩ジェリービーンズを一つ一つ数えるという作業を強いられるという、罰ゲーム的な方法で伝える方もおられます。

または、突然ピザの宅配が来て、受け取ってふたを開けると、「返事はどれかのサラミの下です。」とのメッセージが書いてあったり・・・、

男の子は油まみれの小さいお手紙を、ピザの中から探すというような苦行を強いられることもしばしば。

だいたいなぜか、意地悪な工夫を女の子たちは思いつくようなのですネ。なんででしょ?

でも「根回し」済みなわけですから、返事はだいたいOKのはずなのです。

男の子たちも安心して「罰ゲーム」を甘んじて受けるわけなのです。

2.踊れなくても踊るのです。

そしてダンスパーティー当日になると、お金もちの男の子なんかはリムジンをレンタルして(運転手つき!)デートのお相手を迎えに行ったりします。

デート相手に、お花やコサージュのプレゼントもお忘れなく!(結構必須!)

そのまま会場へ行くのかというと・・・、そういうわけでもなく、先ずレストランへ行って食事を楽しんだりするのです。

この予約も男性の役目。

芸の細かい男性は、こんなところにも何かとサプライズを用意したりするのですが、女の子も一々大喜びしなきゃいけないので大変です。

僕の場合は、和食のレストランが無かったので、近くのチャイニーズへ。まあ、アジア人ですからね。

すると、同じ考えのドレスアップしたアジア人たちもいて、こんな時だけ「ヘイ、ブラザー!」とか呼び合ったり、なんか変な空気に。

でも、デザートに花火を付けてもらって、ロマンチックな演出は何とかできたかなあと・・・。

一通り食事が終わると、会場へと向かうわけです。

会話は必要!

やっぱり楽しいデートを演出するためには『無言』というわけにはいきません。

無声映画のチャップリンじゃないんだから。というかチャップリンくらいの才能があればいいですケド。

しかし、実はそこまで会話を心配する必要もないのです。

女性というのは、だいたい古今東西おしゃべりな人たちですので、ちょっと簡単な質問をするだけで、原稿用紙1~2枚分の文章は返ってくるのです。

今回のデート相手も例外ではなく、僕が「学校どう?」と聞くだけで、いろんな話をしてくれました。

なので、こちらが「会話の舵を取る!」というような無謀なことはやめて、相手の話に「そ~だね~。」とか言っていればOKなのです。

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見事「ニック先生」に出会えれば、「レベル3」!!

これは中学卒業くらいの学習レベルで、TOEICでいうと300~400点、英検3級ホドです。

デートの会話なんてこれくらいの英語力で全然十分。

あとは度胸と成り行きでなんとかなるものなのですヨ。

特に今回の彼女は、僕が英語がまだ苦手だったのを知っていてくれたので、ゆっくり話してくれたのがとても好印象でした。

ダンスは心配無し!

さて、ココからがダンスパーティーなのですが、日本人の多くは「踊るって言ったって、踊り方は知らないし、どうしていいかわからない!!!」と心配になる方が多くいることでしょう。

僕もそうでした。

僕は予防線のために「僕はダンスがヘタなので、君がリードしなきゃいけないよ!」とデート相手のグリーンアイちゃん(仮称)には伝えておいたのですが、いざダンスフロアに行ってみると、社交ダンスみたいに、決まったステップがあるわけでもなく、来ている皆さんは好き好きに踊っているのです。

僕なんて、色とりどりに照らされている彼女の笑顔を見ながら、よくわからない動きを繰り返しただけでしたヨ。

それだけで楽しい気分。

ちなみに、「プロム」や「ホームカミング」では、その日の『キング』と『クイーン』なんかが選ばれて盛り上がったりします。

しかし、そんなのに選ばれるのは、学校で一番人気の男の子と女の子と決まっていまして、僕のようなしがない田舎日本人なんて選ばれるわけないのです。

大体はフットボールの選手とチアリーダーなのです。

3.パーティーの終わりは?

パーティーの終盤になると音楽もスローな曲に変わって、カップル達はいい雰囲気で、男の子は彼女のコシに手を廻し、女の子は彼氏の肩に手を置いて、ダンスというよりは、だたユラユラ揺れています。

照明も暗かったりしますので、血気盛んな男の子なんかは、彼女のお尻に手を伸ばしたりしそうなモンですが、そんなハレンチな行動を起こさないように、実は先生方や保護者様の方々がダンス会場の隅々で目を光らせていたりするのです。

気をつけましょう・・・。

教師や保護者総がかりで、アメリカ人というのはデートの方法と言うモノを、若いうちに学ぶわけですネ。

アメリカ人男性が、妙に女性の扱いに手慣れているのはそんな理由があったのです。

我々日本人男性がヤツラになかなか勝てないのは、そういう教育のせいなのです。

ご褒美のチュー?

楽しい夜が終わったら、女の子をお家まで送ってあげましょう。

男性たちは、デート相手を楽しませるために、頑張りましたから、女性側も『ご褒美のチュー』は、想定内なのです。

だってそうでしょう? がんばったんだもん!!

楽しいデートも終わって、グリーンアイ(仮称)ちゃんをお家の玄関先まで送ってあげると、ちょっとした合図というかタイミングがありましたので、「あ、これはご褒美チャンスだな・・・」と、やっぱりコッチも気付くわけです。

気が付いたら、あまり待たせてはいけません。(鉄則)

あたりに人の気配がないか注意をして、鼻があたる距離まで顔を近づければ、あとはもう・・・まあ、プロレスみたいなモノです。

しかし!!

ここで感極まって「I love you.」なんて絶対に(!)言ってはいけません。

せっかくの良い雰囲気に水を差してしまいます。

初めてのデートなのですから、あっさりと「さようなら」を言って帰りましょう。

あとは余韻に浸りましょう。

そしてダンスパーティーは終わりです。お疲れさまでした!

皆さんも楽しいプロムを!

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