突然ではありますが、皆さんアメリカのホームドラマでこんなシーンを見たことは無いでしょうか?
ある家庭の朝、高校生のジョデイは学校へ向かおうとしています。
ジョディ「行って来ま~す!」
ママ「いってらっしゃ・・・ ジョディ!あなたなんて格好してるの? 肌が出すぎてるわよ!」
ジョディ「こんなの普通よ!メアリーもアリスもみんな同じような服を着てるわ。」
ママ「ちょっとパパ!言ってあげてくれる?」
パパ「ジョディ、部屋に戻って着替えてきなさい。」
ジョディ「なにそれ!!!」
と、まあアメリカのホームドラマなんかでは必ず出てくる、一種の「あるある」なシーンなのですが、どうも日本もアメリカも、年頃の女の子になると肌を露出したくなるのは何か生物学的な理由でもあるのでしょうか。(日本の場合は短いスカートが一般的ですね。)
僕がアメリカで高校生をしていた頃は、女の子の間では「おヘソ」を出すのが流行っていたようで、どんなに寒くても皆さん頑張ってウエストラインを露出していたのですが、おそらく多くの人はお腹を冷やしてしまっていたのだろうと思います。
パパは心配です。
やっぱりアメリカの親たちはそういうファッションを許しているわけではなさそうで、彼女たちは学校で着替えてたりもするのです。なんか日本でも同じような光景があったような気がします。
ア メリカの高校には服装の規則なんてありませんので、みんな好き勝手な格好で登校したりするのですが、中にはどう見ても家に帰ってないような小汚い格好の女 の子もいて、なんか世間の闇を垣間見たような感じをしたりしました。(どうもボーイフレンドの家にずっと転がりこんでいたようです。)
ローライズのジーンズなんかが流行るようになると、流行に敏感なアメリカのティーンたちはこぞってそういうデザインのジーンズを履くようになったのですが、ただあれって、座ったりしゃがんだりするとお尻が出ちゃうんですよね。
なので「どうせなら見せちゃえ」という理由かどうかは知りませんが、下着のブランドなんかにも気をつけるようになったようです。
そうすると、若い女の子なんかがしゃがんだりすると、背中がはだけて、お尻の部分にちょうど「クジラの尾ひれ」のように下着がでてきたりするのです。
コレを男の子たちは隠語で「Whale watching(クジラ観察)」と呼んでいたりします。
(↑こんな状態。最近はめっきり見なくなりましたね。)
しかもエラいもので、ファッションにうるさい女の子たちは、今度はその部分(下着)にアクセサリを付けたりするんですね。
そしてアクセサリくらいでは物足りないようになってくると、今度はその部分にタトゥーなんかを入れたりします。
お尻のその部分に入れるタトゥーは特別に「Tramp Stamp(トランプ・スタンプ)」と呼ばれ、お尻の軽い女の子の象徴だったりするのです。
画像検索なんかするといっぱい出てきますね。
この腰にタトゥーを入れるというのは、70年代にはもうすでにあったようですが、今ほどポピュラーではなかったといわれます。
ただ、娘のいてる立場になりますと、自分の娘にはいつまでも無垢な少女でいて欲しいと望んだりしてしまうものです。
パパの心配は尽きないのでした。
こういった露出度の高いファッションというのは、別に異性を気にしてしているというわけではなさそうで、本人たちも口をそろえて「自分たちが(そういう格好が)好きだから・・・」といいますが、深層心理では違うかもしれませんし、本能的な何かがあるのかもしれません。
あるダンサーの悩み
最近ちょっと流行った言葉なので知っている人もいるかもしれませんが、、みなさん「twerking」って言葉を知っていますか?
コレは実は、お尻を激しく動かすダンスのことで、YouTubeなんかで調べて初めて見る人なんかは「まじかよ!」って赤面するかもしれませんね。僕も最初に見たときはどういう顔をしていいかわかりませんでしたよ。
実物は過激ですので、犬の人形で再現しています。
あれは僕がまだ「ミュージシャン」なんていう職業で夜のクラブを渡り歩いていたときでした。
あるダンスのイベントを観覧する機会があり、僕は仲の良いDJと行ってみたわけですが、ある女の子がパフォーマンスの前にマイクを持ってオーディエンスに『注意事項』をアナウンスしたのです。
「私たちはホンっとに真面目にやってるから、絶対にエッチな目で見ないでください!」
そして彼女とそのチームは、露出度の高いコスチュームで「twerking」を披露したのですが、僕とそのDJは顔を見合わせ、こう言ったのです。
「・・・そりゃあ無理だ・・・。」
その後のイベントではシンガーの女の子と打ち合わせがあり、彼女も本番前でしたのでステージ衣装だったのですが、それもまた露出度が高く胸の真ん中からミゾオチまで開いているようなドレスだったので、僕はまた目のやり場に困ってしまいました。
健康で肉食な男性にとって、そんな恰好で「エッチな目で見るな!」と言われましても、それは目の前で焼きそばを焼いていながら「うまそうと思うな!」と言われているようなものなのです。
欧米女性は胸に自信があるのか?
そうは言うものの、そういうのはやっぱりステージ衣装ですので、普段の生活でそんなコスチュームの女性に出会うことなどマズありません。
特に日本では、胸元が大きく開いたファッションというのは、街中ではあまり見かけなかったりするのです。
では欧米ではどうなのかといいますと、結構プロフェッショナルな職業の方でも胸元が開いた服装をした女性が多かった覚えがあります。(そんなトコばかり見ているのか?僕は?)
アメリカドラマなんかを観ていても、妻と「うわあ・・・。あれちょっとやりすぎなんじゃない?」と言葉に出てしまうような胸元の女優さんとかも出てきたり、欧米女性のファッションにはそんな特徴があるような気がするのです。
逆に日本人の女性はと言いますと、欧米女性のように胸元を強調するようなファッションはあまり無いように思うのですが、その代わりに別の部分を露出していることが多いのです。
それが足。というか太もも。
日本人女性は足を見せる?
特に、若い女の子がよくミニスカートやホットパンツ的なものを履いていることが多いように思いますね。
そしてそれに振り回されているのが男性でして、あるアメリカ人男性なんかは「アメリカでは女性の胸ばかり見ていたけど、日本に来たら足ばかり見るようになった・・・」とYouTubeでつぶやいておりました。
たぶんそれは気のせいなんかではなく、やっぱり強調されているところに目が行ってるということなのかもしれません。男性はみんなが修行僧ではないのです。
だからと言って、売ってる焼きそばがうまそうだからと、勝手に食べたなら、それは犯罪。
女性のみなさんが好きなファッションを謳歌できるように、我々男性はできるだけ「エッチな目」で見ないように心がけましょう。
絶対バレてるし。
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