外国人を連想する言葉の一つに「ホームパーティ」と挙げる人は、少なくは無いと思います。
最近は随分と改善されて来ているようですが、僕が小さい頃なんかは、日本のお家というのは小さいのがあたりまえで、家に人が来て集まるなんて機会は、親戚が集まって「おもち」をつくお正月の時くらいでした。
なので、僕自身には家に人を呼んでホームパーティを開くなんて習慣はなかったのですが、妻はだいたい月に一度、人を呼んだり、またはお友達の家に行ったりします。
実はついこの間も、自治会の自警団のバーベキューの後、僕は家族を連れて妻のお友達のお家へ「お呼ばれ」してきたのでした。
日本人が完全にマイノリティー・・・
今回「お呼ばれ」してきたお宅は、都会の高層マンションの最上階で、夫婦ふたりとも欧州の方でした。生活感の少ないデザイナーズマンションというのでしょうか、落ち着いた大人の雰囲気が良い印象のお部屋でした。
そこの奥様は3日もかけて、その日の食事の準備をしてくださったそうですが、僕はお昼のバーベキューでたらふくお肉を頂いてきたので、満腹の状態で来てしまいました。申し訳ない。
僕たちが着いたときにはもうパーティーは始まっていて、日本人男性と結婚したカップルが3組、あと欧州同士のカップル2組、そしてアメリカ人と欧州女性の夫婦とで、日本人が完全にマイノリティーという心細い状況でした。(あとその子供たち!)
さすがイタリアン!
そして食事がまた素晴らしくて、小さめのトマトにご飯をつめてオーブンで焼いたもの、タコとジャガイモをパセリとオリーブオイルで和えたもの(欧州の方はタコ食べますよ!)、あとスモークサーモン、チーズ、フルーツ、サンドイッチなどなど、自分が満腹であった事を忘れてしまうくらいのクオリティーのお料理が並んでいます。
ヤギのチーズはクセがあるので、洋ナシに乗せてたべると美味ですね。
「やばい、これ以上食ったらやばい」などと言いながら、結局一通り手を手をつけて、もうこれ以上はムリと自分のおなかを納得させたそのとき、
「パスタできたわよ~!」の一声。
ペンネ・アラビアータを目の前にして「これ食ったらもう鼻から出てくるんじゃないだろうか・・・」と心配している僕にもう一声、
「デザートもあるからね♪」
結局なんだかんだで、平らげてしまったのでした。
小さい子供たちもいて、それは楽しいゆうべなのでした。
先ほども言ったように、こういったホームパーティに行くと、何組かの『日本人男性と結婚したイタリア人女性』の夫婦に出会います。逆に、『日本人女性と結婚したイタリア人男性の夫婦』というのにはあまり出会いません。
(「類は友を呼ぶ」とはよく言ったもので、おそらく『日本人女性と結婚したイタリア人男性の夫婦』の人達は彼らでまた集まっているのだろうと思います。)
そして、やっぱり国際結婚夫婦が集まると「どうやって出会ったのか?」というお話になんとなくなったりするものなのです。
結婚とは「巡り合わせ」
コレとコレ、それからコレが出来れば結婚できます。
なんて許可証があれば楽なんでしょうが、人生そんなに甘くは無いのです。
美人で性格が良い女性が全て結婚できるというわけでもなく、悪人は絶対結婚できないということもありません。
僕がどうして妻と結婚できたのか考えても、ホントに「巡り合わせ」という理由しか思い浮かばないですね。
僕は「普通に臆せず女性と話せる」というぐらいのレベルの男です。ハンサムでもなければお金持ちでもありません。
世の中、女性と話さえ出来ない男性も大勢いますので、もしかするとこの時点で「Buさん、すげーな!」と思う方もおられるかもしれませんが、逆に言えばこれくらいのレベルでも国際結婚はできるのです。
さて、先ほどのようなパーティにやってくる、国際結婚をされた旦那たち・・・、外国人女性と結婚した日本人男性ということですね。彼らが特別ハンサムかというと・・・
別にそういうわけでもない。(失礼!!ごめんね。)
すごいお金もちかというと・・・、そんなことも無い。
面白い人たちなのかというと・・・、まあまあな人もいれば、つまらない人もいる。
それどころか一番ハンサムで収入も多かった男性は今、離婚の危機に瀕しています。まあ、あそこのカップルの場合は最初の時点で結構怪しかったのですが・・・。
外国人女性と結婚する男性は特別な人間では無さそうですね。
僕なんかは「もしかして日本人女性の方がよっぽど望みが高いのではないか?」と思ってしまうほどです。
僕が妻と結婚した当初は僕の職業はミュージシャンで、本当に貧乏でした。今は田舎の町工場に就職して毎月ぎりぎりの生活をしています。そんな僕でも、いつも幸せを感じれるのは本当に彼女のおかげですね。
さて、共通点は?
そういうわけで日本人旦那達の共通点を考えてみたわけですが、ひとつだけ考えられるのは、
「外国人女性が好き」なのでは・・・!!?
いや、まあ、確認をとったわけでもないのですがやっぱりそうなんじゃないかなあ・・・と。
一度、妻にこう聞かれたことがあります。
「わたしが外国人だから結婚したの?」と。
ちょっとドキッとしました。
なぜなら僕は外国人女性、大好物だからです。
僕はこう答えました。
「もちろんそんな理由だけではないさ。でもあなたと結婚しくらいだから外国人女性は好きなようだね・・・汗。」
それを聞いた彼女の答えは、
「ハハハ!じゃあ私と結婚できたあなたはラッキーですね。」
彼女は本当にかわいい。
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