どうもある日本のメタルグループが今欧米で熱いらしい?

国々の違い

僕はギターを弾くのもありまして、ヘビメタも大好きです。ヌーノ・バッテンコートは今でも僕のヒーローでもあります。

結構昔から聴いていますので、まあまあウルサイほうです。

日本ではどうかは知りませんがアメリカでヘビメタを聴くヤツというのは、まあだいたい「イケてない」人です。(日本でもそうですか?)

あの3Dっぽいカクカクのバンド名のロゴが入った黒いTシャツを着て、ギターを弾くマネをしながらウォークマンから漏れるくらいの大音量を、目を瞑ったまま教室の後ろで聞いているヤツなんかに友達なんかいるわけがないのです。

しかもだいたい長髪で汚い。それがメタラーなのです。

最近、そんな外国のメタル男子のハートを射抜いてしまった日本のアイドル(?)グループがあるそうで、それが「BABYMETAL」というバンド(?)。

僕も幾つか曲を拝聴させていただいたのですが、しっかりメタルしている曲もあれば「これは違うだろう??」というのもあり、日本ではどちらかと言うとアイドルとしてのファンのほうが多いような気がしますね。

日本のうるさいメタラーにはあまり受け入れられてないような感じもしますが、外国ではなぜか非常に評価されているのは確かなようです。

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彼女達の人気は必然的?

実は、僕はというと、「まあ彼女達が外国でウケるのは、しょうがないだろうなあ。」なんて思ってたりします。

というのも、アメリカにもアイドルという存在はいるのですが、外国のオタクたちは彼らを追いかけることはマズありません。欧米でアイドルのファンというのは、学校でも少々ポピュラーな、チョット「イケてる」ティーン達だったりするのです。

欧米のオタクたちはやはり「イケてない」人達ですので、「アーでもない。コーでもない。」と難しい御託を並べながら、どんな音楽を聴くのかというと、それが『メタル』だったりするわけです。

その昔『Bon Jovi』なんてバンドがいた頃は、メタルがファッショナブルな時代もあったのですが、だいたい今では『メタル』なんてモノは、小汚いヤロー達が小汚いファン達の為に、汚い言葉で怒りをぶちまける音楽なのです。
(悪口に聞こえるでしょうが、僕は『メタル』を愛してます。)

世の中に不信感をもった、ロクに風呂にも入らない長髪の黒Tシャツオタクたちは『メタル』を聴きながら悶々と毎日を過ごしてきたわけなのです。

そんなトコロに、日本のかわいらしい女の子たちがベイビー『メタル』という名前でキツネの面をつけ、黄色い声で「クルクルワッショイ♪」なんて歌っているのを見ると、やっぱりオタク心に火がついたのでしょうね。

そりゃ全力で応援したくなるでしょう。当たり前です。
彼ら欧米オタクにとって、世の中は焼け野原同然なのでしたから、もう救世主みたいなモノですよ。

しかも「日本から来た」というのも、オタク心に響くでしょうね。

何せ、彼らにとって日本というのは「テクノロジーに囲まれた未来都市」なのに、世界最古のエンペラーが謎の儀式をして国家を守っているという、ミステリー満載の国なわけです。

「クルクルワッショイ♪」なんて謎の呪文なのですよ。彼らにとっては。

音楽性の心配

しかし、音楽好きの僕がもっと気になっていたのは、彼女たちの歌が「日本の歌」のフォーマットに従っていて、しっかり「サビ(聴かせ所)」があるという点が、外国のリスナーに受け入れられるのかという所でした。

洋楽ファンではない人にはよくわからないかもしれませんが、洋楽には日本のようなはっきりとした「聴かせ所」があるという曲は少なく、そのかわりに分厚いコーラスがあったりしても伴奏はほぼ一緒というのが多かったりします。

レ二クラの「Rock And Roll Is Dead」。伴奏なんて、ほぼ最後まで一緒なのです。
カッコイイ歌ですがどこが「サビ」かなんてわかりません。でも、コレが洋楽でありクールなのです。

しかし、僕の心配とは裏腹に、アメリカンオタクたちはもうすでに「日本の歌がそういうフォーマットである」ということは結構昔から知っていたようでした。

あの悪名高いアメリカのアニメ「サウス・パーク」では随分前に日本アニメソングのパロディーをやったくらいです。

えらくメチャクチャな歌詞ですが、ツボを押さえた、物凄く日本的な曲調なのです。

彼らは既に、アニメソング等を聴いていて、日本の音楽のフォーマットというモノを理解していたわけで、「日本のバンドなのだから『サビ』もあるのだろう」と思っていたのかもしれません。

なので彼らにとってBABYMETALの「しっかり『サビ』のある曲」というのは、結構すんなりと受け入れられたようでした。

計算されていたかは別として・・・

日本のレコード会社がそこまでの事を計算していたかどうかはわかりませんが、欧米のメタル好きでアニメ好きなオタクたちには、情熱を傾けられる天使たちが突然日本から舞い降りてきたようなものなのです。

彼女達が欧米で人気が出るのは当たり前だったということですね。

外国人女性をナンパする際にもBABYMETALはちょっとチェックしておくと良いかもしれません・・・。

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