日本は『ソフト・パワー』で北方領土を奪還せよ!

国々の違い

ロシアのプーチン大統領がはるばるやってきて(遅刻したけど・・・)、なんか色々とおもてなしをした割には、特にコレと言って成果を出したわけでもなく、逆にお金を支払う約束をしてしまった日本。

今回の首脳会談の結果に落胆している人も多くいるコトでしょう。

まあ、僕もその一人ですケド。

テレビなどのマスコミにも責任がありますヨ。
ちょっと期待が膨らみ過ぎた感がありましたね。

妻が外国人という理由もあるかもしれませんが、国際情勢については少々興味はあります。

彼女の国は日本から遠く離れた場所にありますので、ロシア、中国、韓国のように領土問題があったりはしませんが、そのような国の方と結婚された方は、こんな場合、気まずいでしょうね。

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相手はヤ○ザ?

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だいたい、よく考えてみるとロシア側に北方四島を返す理由なんてありませんよ。

第二次世界大戦の頃の日本は『悪役』だったというのが世界の一般常識なので、いくら「ロシアが条約を破って領土を占領したんだ!」と言っても、聞く耳を持ってくれる国が現れるコトはないでしょう。

今ではロシア人の住んでいるロシアの島々です。

よっぽどのコトが無い限り、彼らが「じゃあお返しします」なんて言いませんよ。

エサをちらつかせて利益を出したかっただけなんですよ。相手はヤ○ザみたいなモノです。

というより、外交なんてヤ○ザみたいに『したたか』であるべきなんです。日本がやさしすぎるんです。

竹島の件でも同じですが、我々には「武力で取り返す」という選択肢はありませんので、たびたび抗議を繰り返すというコトしかできません。

諦めずに声を出していくしかないのです・・・が、

もうチョット、効果的な方法もあるとは思います。

男女関係に例えると・・・

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例えば、我々男性が、意中の女性に振り向いてもらいたいとすると、どうするでしょう。

1.ハンサムな人は、容姿をアピールすることでしょう。
2.才能のある人は、歌やダンスでアピールすることでしょう。
3.裕福な人は、お金をアピールすることでしょう。

アピールさえウマくいけば、向こうから声をかけてくれたりします。
相手側から「仲良くしたい」と言ってくれるのです。

そうなりゃコッチのもんですよ。

青山繁晴さんも度々言っておられるように「外交というのは人間関係と何ら変わりない」のです。

向こう(ロシア)に振り向いてもらう「アピール」が必要なのです。

今回、日本がやった方法は3番の「お金アピール」だったわけですが、経験のある男性にはもうおわかりのように、そんなもの続かないですヨ。

普通なら、感謝さえされません。そういうモノです。

しかも、我々は『日本人のお財布事情』も知っているわけですから、そんなトコロに使うくらいなら、他で必要な場所はいくらでもあるのはわかっているのです。

こう見えてもBuさんは(ある意味)世界を相手にしてきた男です。
一番効果的なアピールは間違いなく2番です。
(いや、まあ1番も3番も僕にはムリなわけですから・・・。)

では、日本の才能とは何でしょう?

日本が嫌いなワケがない!

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もう気が付いている人も多くいるのですが、日本の『ソフト・パワー』というのは、実は物凄いのです。

日本のマンガやアニメ、ゲームやアイドルというモノは、我々は「なんだ?そんなモン」と過小評価しがちですが、コレが海外ではすこぶる人気が高い。

西側のヨーロッパで、民放テレビを見た事のある人は知っているかもしれませんが、日本のアニメは必ずと言っていいほどやっています。

それはもう、えらく古いのから(まあまあ)新しいモノまで、彼らは楽しんで観ています。

西ヨーロッパの人達の四十代から下は、一人残らず日本のアニメを見て育っているのです。

アニメだけではありません。

ある時、妻と近くのリサイクルショップをウロウロしていると、突然彼女が「うわ~、コレ懐かしい~。」と手に取ったのがピンクレディーの筆箱。

「この人達、知ってるの?」と僕が聞くと「だって、ヨーロッパでも有名だったヨ!」と言うのです。

それだけではありません。何故か『風雲たけし城』も、いまだに人気です。

彼らは小さい頃から、日本に世話になっているのです。

小さい頃からの刷り込みですから、日本に頭が上がらないのですよ、彼らは。

だからもし、西欧の酒場なんかで

「おい!そこのチャイニーズ!そんな細い目でちゃんと前が見えんのかい?!」

とか言って、絡まれたりとかしても、そんな場合は、小さい声で、

「・・・パイルダー・オン・・・」

と、言うだけで「ま、まさか!・・・ジャパニーズなのか!」と、彼らは顔色を変えるのです。

そこで、おもむろに「・・・ロケット・パンチ・・・」と言うだけで、彼らの席に喜んで迎え入れてくれることでしょう。

女の子になんかは「・・・美しいセーラームーンに涙は似合わない・・・」と言うだけで「ま、まさか!・・・アナタは・・・タキシード仮面!」と、憧れの目で見てくれます。

・・・まあ、ウソですけど。

もうチョット待ってみよう!

とにかく、あと15年もすれば、日本の『ソフト・パワー』に影響を受けたヨーロッパ人が、政治の中央に上がってくることでしょう。

そうなれば、コッチが頼んでなくても、彼らは我々の国『日本』に多くの手助けをしてくれる・・・んじゃないあかなあ・・・と、まあ期待しているのですが、彼らが日本に好印象であるのは間違いないです。

日本の『ソフト・パワー』は侮れないのです。

コメント

  1. 鬼塚国吉 より:

    >日本の『ソフト・パワー』は侮れないのです。

    初めまして。ワシントン州タコマにある短期大学で2年間いた者です。
    俺は日本のソフトパワーと海外のソフトパワーは意味が違うと思います。
    そもそもソフトパワーは第一条件として「ハードパワーを和らげるための
    ツール」なんです。自分のホストファミリーがアメリカの陸軍大佐で、
    地政学やソフトパワーについて教えてくれました。アメリカの場合、まず
    多くの国は圧倒的な経済力と軍事力を思い浮かべます。それは「金持ってて
    軍隊を世界中に派遣する嫌な奴」と受け取られます。一方で、アメリカの
    音楽やハリウッド映画、ディズニーなどは世界中で人気で、金持ちでムカつく
    アメリカのイメージを和らげることに成功します。つまり怖いけど面白い奴だと。

    話を戻しますと、ソフトパワーはまずハードパワーがあって成り立つものです。
    では日本のソフトパワーとは一体何なのか。これはただの文化活動にすぎません。
    アニメやニンテンドー、ソニーやトヨタ、和食やAKBは確かに人気ですが、外国人が
    それを見て、北朝鮮が核攻撃をするなら俺たちが日本を守ってやると思うでしょうか?
    アニメキャラを見て、日本人になりたい外国人は居るのだろうか。和食があるから
    ハンバーガーショップよりも売れるでしょうか。パワーとして機能していませんね。
    日本のハードパワーを自衛隊として、災害派遣やPKO活動しましょう。それは中国や
    韓国もやっています。日本の自衛隊は現地で感謝されるかもしれませんが、やはり
    アメリカと中国、ロシアと比べると存在感が薄いのです。ハードパワーである軍事力や
    経済力、すなわち「頼れる国」じゃないと、まずソフトパワーもうまく機能しないのです。

    ちなみに中国のソフトパワーは中華料理とカンフー映画、囲碁や麻雀です。
    ロシアの場合はロシア映画と文学、バレエとロシア美女とかでしょうね。
    しかし世界中の人は中国やロシアに移住して夢がつかめると思うでしょうか?
    答えはNOです。ホストファミリーの陸軍大佐も言ってましたが、一番大切なのは
    日本人になった場合、どんなメリットが得られるか。そうなると日本の真のソフト
    パワーは「治安が良く、平和に暮らせること」ですね。本当の親日家は日本が
    アメリカに勝っているのは平和で格差が欧米に比べて少ないことだと知ってます。
    アニメやゲームが好きな外国人も素晴らしいですが、それは日本に行かなくても
    現在はネットで手に入ります。平和は日本でしか得られないものだと言ってました。

    • busan99 より:

      興味深いコメント有難うございます。

      仰るとおり、和食や日本車のために、日本を攻撃から守ろうという外国人はいないかもしれませんね・・・。

      しかし、記事本文では、少し茶化した表現をしていますが、音楽や映画のような文化というは、実際に大きな影響力がありますよ。
      僕自身はアニメファンではありませんので、理解はできませんが、あれのおかげで本当に日本を愛してくださっている外国人もいたりするのです。

      例えば、日本にもロック音楽に影響を受けた『アメリカ愛』の強い人たちが、結構な数います。
      そういう人は本当にアメリカ人になりたいと思っているかもしれません。
      あと、韓流ブームのおかげで、いまだに韓国に好印象を持っている日本人もいます。
      あれがもし、韓国の計画の一部だったとすると、ずいぶん頭の良い方法だと思います・・・。

      日本人というのは、軍事力を快く思っていない人が多く、また経済力も一時期よりもずいぶん下がりました。
      そういう意味では日本のハードパワーは(実はソフトパワーも?)遅れを取っているように感じますが、僕の個人的な意見では、外国にとっての日本の一番の『脅威』は、実は日本人の『民度』ではないかと思っています・・・。

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