この前のドイツ人おばさんに続いて、今度はアメリカ人の夫婦がウチに泊まりに来ます。
まだ若い夫婦で、奥さんのほうは日本に住んでいた経験もあり、日本語も出来たりします。
自分たちで、もう色々と計画は立てているようなので、僕たち家族が「どこかへ連れて行ってあげなければ(!)」というコトは無さそうです。
・・・が、
やっぱり、朝ごはんくらいは用意してあげようとは思うのです。
しかし、何を用意してあげるべきか?というのが問題ですね・・・。
日本の朝食は日本人専用
「せっかく日本に来たのだから、和食の朝ごはんを用意してあげれば良いじゃないか?」
と思う人もいるでしょうが・・・、
あの”焼き魚”に”納豆”、”生卵”、”のり”、そして”アツアツご飯”と”味噌汁”。(ウマソー!!)
このメニューが朝から出てきて、『ごちそう』だと感じれるのは・・・、
やはり日本人限定なわけです。
外国人にとって鬼門の「納豆」と「生卵」がありますからね。たぶんキツイですよ。
あと、焼き魚の皮のコゲた、あの独特の香りは、ウチの妻を含む多くの外国人にとっては、とてもじゃないけど「良い匂い」では無いそうです。ハイ。
それを朝から出されたら・・・、まあ嬉しくはないでしょうね。
トーストは少数派?
一説によると、朝ごはんの習慣というのは、発明王トーマス・エジソンの発案だそうで、彼の発明した『トースター』の普及キャンペーンの一環だったそうな。
ソレまでは、一般の人は朝ごはんを食べなかったというのですが、どうでしょうね?
実は、現在アメリカで朝ごはんにトーストを食べる人は、どちらかと言うと少数派。
コチラの資料によると⇒(http://abcnews.go.com/images/Politics/981a1Breakfast.pdf)、朝にトーストを食べるアメリカ人は全体のたった5%。
これでは、エジソンさんの努力は報われていないような気もします。
(しかも、39%の人が朝に『冷たいピザ』を食べたことがあるとも答えてます。マジか!?)
普通はシリアル?
圧倒的に多いのは、やはりコーンフレーク等のシリアルです。
日本ではあまり馴染みの無い「あたたかいシリアル」も含めると、全体の40%。
「あたたかいシリアルって何じゃ?」という人もいるでしょうが、たとえば・・・「オートミール」等のコトですね。
ベタベタした「麦のおかゆ」みたいなモノで、それ自体では、あまりおいしくは無いのですが、アメリカではアップル・シナモン味とかメープル・シロップ味とかが、パッケージで売ってあって、結構美味です。
牛乳を入れて、電子レンジで調理します。簡単なので、僕もよく食べていました。
あと、ケロッグの「コーンフレーク」というのは、実は、ケロッグ博士が療養所の人たちの『性欲抑制』のために開発された食べ物だそうです。
コレについては、面白すぎる話なので、また今度ゆっくりお話しますね・・・。
ホットケーキは?
ホットケーキ(Pancakes)も1%というのは、少ない気がしますね。
実は、妻は日本に来るまで、ホットケーキ(Pancakes)を知らなかったそうです。
一緒に朝ごはんにファミレスへ行った時、初めてホットケーキを食べて、
「何コレ?おいしー!!」
と、それからお気に入りになりました。
ヨーロッパには無いなんて、そんなハズは無いとも思いますが、少なくとも彼女の母国ではポピュラーなモノではなさそうです。
でもやっぱり・・・。
でも、せっかく日本に来ましたからね。
純和風は難しくても、やっぱり「日本ならでわ!」みたいな食事を用意してあげるのが良いでしょう。
さて・・・、何にしてあげようかなあ・・・?
冷えたピザを出したら、驚くだろうなあ・・・。
追記:
結局、トーストとフルグラを出しておきました。エジソン万歳!
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