欧米人男性と日本人女性のカップルというのは、日本人男性のソレよりも、よく町で見かけたりするモノです。
そしてそういう女性は、なぜか皆さん、よく似た特徴があったりするようで、それを「国際カップルの日本人女性あるある」みたいな感じで、語られたりします。
まあ、「あるある」ネタというのは、ターゲットを馬鹿にして笑いを誘うモノですから、ヒドイ事を言うのが当たり前でもありますので、そんなに気にする必要もないのですが・・・
ちょっと酷過ぎませんか?
『欧米男性と付き合っている日本人女性の特徴』が、リストアップされているサイトというのは見つからなかったのですが、ネットサーフィンをして、大体の意見をまとめてみるとこんな感じです・・・。
化粧が濃いのにファッションはダサくて、自分の意見をはっきり言うサバサバ系。
髪は黒髪のロングで、相手の男性はハゲ。
頭にサングラスを乗せていて、まあまあ裕福な家庭の育ち。
子供がハーフで可愛い。旦那は変わり者。そして、ブスである。
なんとまあ、恨みもない相手に、よくもココまで言えるなあと、歓心さえさせられるくらいの悪口ですね・・・。
ただ、「あるある」ネタというのは、一定の人数の共感を得なければなりませんので、ただの悪口ではないのです。
上にまとめた意見を読んで「あるある(笑)」と、喜んでいる人もいることでしょう。
では、実際にはどうなのか?
ひとつずつ検証してみましょう。
1.化粧が濃い?
外国と日本では、化粧の方法が異なります。
『つけマツ毛』等の「目を大きく見せる化粧方法」という意味では、日本のほうが、よっぽど化粧が濃いとも言えるます。
それに比べて、外国人の化粧というのは、(特に鼻などの)顔のパーツを小さく見せる化粧方法だったりするので、日本人女性がすると、妙な感じになるのです。
たとえば、このビデオの妊娠されている女性
この女優さんは、実際に日系のアメリカ人で、お母さんは日本の方だそうです。やっぱり、なんとなくアジア系に見えますね。
ただ彼女のメイクは、日本人の私たちにとっては、ちょっと「やり過ぎ」に見えます。
外国育ちの日本の女性は、お化粧もファッションも「向こうのモノ」ですから、日本にいると違和感があり、”ダサい”と感じることもあるのです。
でも、外国の人をよく見てみると、わかると思うのですが、彼らもまあまあ”ダサい”のです。
サングラスの件はわかりませんが、髪型なんかもそうです。アレは向こうの流行みたいなモノです。
なので、彼女たちのファッションが『ダサい』と感じるのは、遠からず近からず、まあまあ『ある』のかもしれません。
2.サバサバ系?
日本語以外のだいたいの言語は、自分の意見をハッキリ言うようにできていますので、ソレに慣れている人は、日本語になっても、結構サバサバした話し方になってしまうのです。
外国で育った人、または英語や外国に憧れている人も、自然とそうなるのは、理解ができます。
なので、彼女たちの性格がサバサバしているというのは、コレも『ある』のでしょう・・・。
3.相手は変わり者?(ハゲ)
さて次ぎに、その女性ではなく、相手のコトになるのですが・・・。
まず、外国人男性はハゲが多いです(!)。しかも外国人女性は、あまりソレを気にしません。
だから、ハゲは良しとして、彼らが『変わり者』かどうかというと・・・、
そうですね。『変わり者』でしょうね。
ただ、アメリカなんかの外国では、個性を重視しますので、『変わり者』というのは、まあまあの褒め言葉。
だから、「相手が変わり者である」というのも、『ある』のでしょう。
4.ブス?
「ほら、『国際カップルの日本人女性あるある』は、全て事実じゃないか!」
と、思われているかもしれませんが・・・、
最後の「ブスである」という意見について考えてみましょう。
まずタイプが違う
日本人の男性と欧米の男性では、まず好みのタイプが異なります。
日本人男性は、ハッキリ言ってしまうと、だいたいが「ロリコン」です。(違うとは言わせません!)
しかし、欧米の男性の多くは、女性的特徴がハッキリと分かる体型が好まれ、年齢も気にしませんので、そこがもうすでに、日本人のタイプとは違うのです。
しかも、日本人男性の好みの日本人女性というのは、だいたい先に、日本人男性が手をつけてます。それは当たり前です。
なので、そもそも日本で人気がありそうな女性は、欧米男性と付き合っていないのです。
東洋色
次に、わざわざ日本にまで来て、日本人女性と付き合う外国人男性なんて、だいたい『日本好き』な人です。
西洋的な顔が好きな人は、わざわざ日本人からそんな人を探さなくても、西洋人と付き合えば良いのです。
コレは、ハリウッド映画やドラマでも同じことが言えます。東洋的なキャラクターを演じるのに、わざわざ西洋人を選びません。
われわれ日本人がアメリカ映画の「東洋的美人」を見て、「う~ん。なんだかなあ~。」と感じるのは、それは彼女たちの『東洋色』が強いからです。
ベスパ?
たとえば、日本には古いイタリアの『ベスパ』のスクーターを大事に乗っている人がいます。
でも、当のイタリア人は、そういう人を見て「イタリアにはもっとカッコ良いバイクがあるのに、なんであんなのを・・・」と思っているそうです。
しかし、日本の『ベスパ』ファンは、できるだけ古臭い、イタリア人にはあまり好まれていない、『ベスパ』らしい『ベスパ』が好きなのです。
それと同じで、彼らは『日本人』らしい『日本人』が好みなわけです。
『ブス』なわけではない!
では、彼らの選ぶ日本人女性は、ブスでしょうか?
いいえ、そんなコトはありません。
もちろん中には、「う~ん・・・」という人もいるでしょうが、美人さんだって大勢いてます。
それは”好み”なのです。
たとえば『西洋顔』が好みの人が、西洋男性と日本人女性のカップルを見れば、「日本人の娘って、たいしたコトないなあ~。」と思うかもしれません。
しかし、反対に『東洋顔』が好みの人が、おなじカップルを見れば、「あの男性は、全然カッコよくないのに・・・?」と感じるコトでしょう。
しかも、彼らは『欧米男性好みの体型』をした、『東洋色』の強い、まあまあ『年上』の女性が”好み”わけですから、一般の日本人男性(日本人女性も?)からは「何でこんな人を・・・?」と感じるのは、当たり前でもあるのです。
本人たちが、互いに相手のことを「美男」「美女」と感じているのですから、それで良いコトなのです。
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