さて、前回は日本のテレビ番組について好き放題言わせてもらいましたので、(参考→日本のテレビが『つまらない』8つの理由とは?)今回は海外のテレビについてチョット書いてみようかなと思います。
海外のテレビだって「コレはもういいだろう?」みたいなコトを、言いたくなる時はあったりするのです。
海外のテレビと言っても、特にドラマについてです。
コレは日本のドラマについても結構同じようなコトが言えるかもしれませんが、ドラマや映画というのは、まあまあ『こうなったら、ああなる』的な『お約束』というモノがあります。
英語ではそういうのを『クリシェ』(cliché)と言いまして、辞典などでは「決まり文句」や「陳腐な表現」と説明されています。(もとはフランス語だそうです。)
日本では、トーストをくわえた女子校生が「遅刻!遅刻!」と言いながら急いで学校へ走ると、曲がり角で男の子にぶつかり、実は彼は転校生で・・・みたいな『お約束』がありますよね。
もちろん、海外ドラマ(映画)でも、そういった『お約束』はあります。
『山小屋に若者のグループが泊まりに来ると・・・』とか『女性がシャワーをしていると・・・』とかは、もう有名なホラー映画のお約束ですね。
僕自身もドラマ(映画も)を見ていて「コイツ絶対死ぬじゃん」と突っ込みたくなるシーンが多くあります。
良く言う「死亡フラグ」です。
今回はそういうモノをチョット集めてみました。
1.極悪人の悪役
致死率99%
コレは「死亡フラグ」というより、もう『フリ』に近いです。
アメリカのヒーロー物の敵というのは、もう極悪非道で、良い部分なんて一つもないのです。
だから、最後にヒーローがそいつをやっつけても(殺しても)、見ている我々は悪い気はせず、どちらかと言うとスッキリします。
実際には、そんなに悪い人間なんて存在しないかもしれません。
どんな人でも、どこかに良い面は必ずあるようにも思うのですが、ドラマ(映画も)では、悪役のそんな場面は絶対に見せません。
理由は、そんなコトをすると、見ている我々がスッキリしないからです。
なので、アメリカのドラマで極悪非道な人が出てくると、ほぼ死ぬのです。
2.「ここはまかせろ!」
致死率85%
主人公の親友、または2番手的な人が「ここは俺に任せて、お前たちは先に行け!」というと、これは「死亡フラグ」です。
十中八九、ヤラれてます。
このセリフを主人公が言うと、話しの筋がソッチへ向かいますので、生き残るコトが多いのですが、それ以外はやっぱりヤバいですね。
3.ドジ娘
致死率78%
怪物や殺人鬼から逃げる時に、つまづいてコケるような『ドジっ娘』は致死率が高いです。
この娘がセクシーであればあるほど、致死率も上がります。
ビキニなんか着ていたら、ほぼヤラれてますね。
コレはなぜか、あまり男性の場合が少ないのも特徴です。
男性の場合は『小太りの若者』か『お調子者の黒人』が『ドジっ娘』の代わり務める場合がありますが、やっぱりセクシーな若い女の子のほうが、パパは喜ぶのです。
4.真相を知ってる
致死率65%
主人公が事件の『真相』に近付いてきて、ソレを知っている人間に問い詰めると、だいたい「今はソレどころじゃない!」とか言って話しをはぐらかされます。
主人公はしょうがなく”何か”の対応に追われますが、その間にその『真相を知っている人』は死んじゃうのです。
コレはもう皆さまもおわかりのように、話しを伸ばすための常套手段ですよね。
何回もコレがあると「もう、そろそろ教えてくれ!」って、主人公でなくても叫びたくなりますよ。
海外ドラマのイライラあるあるですね。
5.主人公のGFBF
致死率50%
物語りの最初に、主人公にガールフレンドやボーイフレンド、またはご主人や奥さんがいると、死ぬ確率が高いですね。
というのも、アメリカのドラマには必ず「ロマンス要素」が入ってきますので、新しく現れる主人公の恋人にとっては、なにかと邪魔な存在なのです。
なので、事故か何か、なんとなく納得できる形で彼らは物語りから姿を消すのです。
最初のシーンでケンカなんかしていたら、まあまあ確定です。
6.新シーズンの一話目
致死率30%
コレはもう大人の事情。
出演していた俳優さんや女優さんが、何かの用事で新しいシーズンから出られないのでしょう。
なので、結構頼りにしていたキャラクターなんかが、新しいシーズン1発目で死んじゃったりするので、見ているほうはビックリするのですが、後から理由なんかも調べたりすると面白かったりします。
『ウォーキングデッド』の新シーズンなんて死のオンパレードでしたね。
『zネーション』(コレもゾンビもの)なんてドラマの最初のほうから、主人公クラスの出演者がバンバン死んじゃったりして、見ている方が心配になるくらいだったのですが、アレは一体どんな事情があったんでしょうね・・・。
7.死んだ父親
致死率-40%
コレは「致死率」ではなく、逆に「生存率」なんですけど・・・。
物語りの最初に主人公が「俺の死んだ父親が・・・、」みたいなコトを言いだすと、結構生きていたりします。
そりゃあ、物語りに関係なかったら、そんな話すら出す必要はないですからね。
でも結局、事件の真相を知ってたりするので、また(?)なんだかんだで死んじゃったりするんですけど。
色々また書いちゃいましたけど、それでも好きで見てしまうんですよね。海外ドラマ。
もしかしたら、日本のドラマも良く似たトコロがあるかもしれませんね・・・。
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