白人女性の魔の呪文?I love youは言っちゃダメ!

なれそめ的なお話

欧米の人達は、両親や家族、仲の良い友達にも『I love you』と言ったりします。

大好きなアーティストやペットなんかにも言ったりしますので、日本語の「愛してる」より幾分、軽く感じたりしますね。

例えば、我々日本人がそんなことを相手に伝えるような、数少ないシチュエーションは、どのような場合でしょうか?

隕石が落ちてきて世界が破滅寸前だったり、
ガンを宣告されて余命数日だったり、

・・・と、それくらいのことが起こらない限り、日本人は「愛している」なんて言葉を口にする事は無いのです。

実際にそんな目にあっても、結局言わないという人が日本人の大半のようでして、今人気のアニメ映画「君の名は。」でも、主人公の男の子と女の子は、最後までその言葉を言うことはありませんでした。

「愛してる」という言葉は、日本人にとって、それくらい重たい、神妙な言葉なのです。

なので、我々日本人は「外国人は簡単に『I love you』を言うんだなあ~。」と考えていたりするのですが、実は全くもって、そんなこと無いのです。

アメリカでは、付き合い始めのカップルなんかは『I love you』と言うと一つ上のレベルに上がるようなフシがり、簡単に言ってしまう人は軽く見られたりします。
また、深い関係を望んでいなかった人なんかは、そんな事言われると関係を断ち切ってしまう場合もあり、いわゆる諸刃の剣でもあったりするのです。

彼らにとっても『I love you』は特別な言葉だったりするのです。

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スペイン語で『I love you』


僕はアメリカに留学していた頃、仲良くしていたスペイン人のガールフレンドがいました。そして彼女に教えてもらったスペイン語の言葉が『te quiero』(スペイン語で『I love you』)で、大事な言葉なのでよく覚えておくようにと言われました。

そして何年か過ぎ、日本に帰ってから、初めて今の妻を友人から紹介されたとき、彼女がヨーロッパのラテン圏の人だと聞いたので、何かスペイン語で覚えている言葉を言ってみようと口から出た言葉が『te quiero』だったのです。

そうなんです。僕が初めて彼女に言った言葉が『I love you』だったのです。

それはもう彼女の警戒心はMAXになったに違いありません。

「いや、いや、これはあの~・・・(汗)」と色々いいわけをしてみたのですが、どうも彼女の警戒心は解けなかったようで、「この人には気を付けたほうがイイ・・・」というのが、彼女の第一印象だったようです。

僕はなんとか打解けようと、その日のうちに友人と彼女とで食事に行く約束をつくり、それから何度か会うようになったのでした。

そのときはまだ、もう一度あらためて彼女に『I love you』を言うとは思ってもいなかったのですが・・・。

ドラマの中の『I love you』


ドラマや映画の中でも「『I love you』を気軽に言ってはいけない」というお話は何度も出てきます。

9シーズンも続いた人気ドラマ『ママと恋に落ちるまで』(原題: How I Met Your Mother)では、主人公のテッドがガールフレンドのロビンとイチャ付いてるシーンで、相手の好きなトコロを言い合ってたりなんかするのですが、彼はその流れで”あの言葉”を言ってしまうのです。
そこから2人の雰囲気は最悪になるのですが、やっぱり見事に振られてしまい、彼の仲の良い友達は「なんで言っちゃったの?バカじゃないの?」と彼を責めるのです。

ついでに、このエピソードでは、彼の一人の友人がそこからヒントを得て、手を切りたい女の子にわざと『I love you』を言って、見事に別れることが出来たと喜んだりします。

そして、こちらも長寿人気コメディードラマの『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』(原題:The Big Bang Theory)からのワンシーン。

あまりハンサムとは言えない主人公レナードは、ガールフレンドのペニーがいつも男の子から人気があることについて文句をタラタラ言うのですが、彼女は「・・・でも、愛しているのは貴方なのに・・・」と誤って(?)口に出してしまい、2人とも凍りついてしまうというシーンです。

この動画1分過ぎくらいで、彼らは”あの言葉”を言ってしまったことに気付き、気まずい雰囲気になります。
見てください、アノ顔を。
仲良く付き合っていた2人でも”あの言葉”が出てくるだけで、お葬式のような重たく沈んだ空気になったりするのです。

魔の呪文『I love you』


これらのことを踏まえまして、もし私達日本人が外国の方とデートになんて行く機会がありましたら、どんなにタイプの女性(男性)であっても、どんなに感極まっても、たとえ相手の部屋へ行って夜を明かしたとしても、もしそれが初めてのデートなのであれば、ゼッタイに、絶対に、ぜったいに、『I love you』は言ってはならない魔の呪文なのです。

「じゃあ、いつ言ったらいいの?」
「どれくらいの関係になったら言ってイイの?」
「どんなシチュエーションなら言ってOKなの?」

・・・と、多く疑問が、いま読者様の頭のなかでは駆け巡っていることでしょう。

たとえば、僕は妻とはもう結婚生活も長いのですが、妻の最近の僕への不満は、どうも「最近”愛してる”と言ってくれナイ!」コトだそうです。

もちろん、僕の場合は、出会って最初の言葉が『te quiero』(スペイン語で『I love you』)でしたので、ほかの夫婦とは状況が少し異なったりしますが、基本的に自立心の高い白人女性(西洋女性)は、男性に生活を依存しないかわりに、自分がいつも愛されているということを感じていたい欲求があり、それは、プレゼントであったり、態度であっても良いのでしょうが、やはり言葉で”愛してる”と言われたいようです。

なので、『I love you』を言うタイミングというのは人それぞれに違うのですが、相手がそれを「言って欲しい!」と思った時がそのタイミングであり、また、そのタイミングを逃してしまうと厄介だったりもするわけです。

そういうわけで、『I love you』はホントに魔の呪文であるわけですが、コレを上手に使えるようにさえなれば、女性からの信頼を得られるとも言えますね・・・。

コメント

  1. Aki より:

    いつも拝見してます。
    わかる!すごくわかりますコレ。
    確かに言っちゃいけないですよねー。
    僕の妻はタイ人ですが、嫁から言われたのは付き合ってた時じゃなく婚約してからでしたよ。
    今は言わないと怒りますwww

    • busan99 より:

      Akiさん、どうもです!
      やっぱりドコの国の奥様も言ってもらいたいモノなのでしょうね。
      日本人の奥様も言ってもらいたいのでしょうか・・・?
      日本人男性にとっては言いにくいですけどね。

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