昔、近くのラーメン店で「ラーメン8人前の大盛りを90分で完食すれば無料!」というのに挑戦はしたことがあります。
大きなドンブリにたっぷりのラーメンと、具は、半分に切ったゆで卵が8個(8人前ですからね。)、あと、もやしとチャーシューが乗ってあり、もうゆで卵だけで結構おなか一杯になった上に、麺がどんどん汁を吸って、なんか柔らかい太麺みたいになってしまって、やっぱり食べれなかったですね。
結局半分以上残してギブアップしたことがあります。
ほかにもカレーやお好み焼きなんかも挑戦したのですが、成功したことは一度もありませんでした。
しかし、一般の人に比べるとまあまあ食べるほうでしたので、なんの自慢にもならない、ただの『燃費の悪いオッサン』だったのです。
アメリカから帰ってすぐくらいの頃(15年ほど前?)、マクドナルドのハンバーガーが異常に安かった時期がありました。
僕は友人たち3人で「どれくらい食べれるか挑戦してみようよ! 一人10個ずつくらい食べれるんじゃないのww?」と面白がってドライブスルーへ直行したのでした。
そしてマイクに向かって店員さんに「ハンバーガー単品で30個お願いします。」と言うと、店員さんは
「・・・えーと、他に御注文はありますか?」
と聞いたので、おそらく店員さんは「飲み物はいりませんか?」という意味で聞いたのでしょうが、僕たちも少し興奮気味だったものですから、
「もしかして、この店員さんは僕たちに『若いのだからもっと食べれるだろう?』と挑発しているのではないだろうか・・・?」
と勘違いしてしまい、もう売り言葉に買い言葉です。
「・・・わかりました。あとチーズバーガー3個ください。」
と、何故か追加注文をし、待つこと30分。ごみ袋みたいな大きな袋を抱えて店員さんが出てきたのでした。
でも実は僕・・・完食したのです。ハンバーガー10個とチーズバーガー1個を。
なかなかの達成感でした。
いまでもハンバーガーは大好きで、妻も和食に飽きたら大体いつもマクドナルドへ寄ったりします。
どんどん閉店するマクドナルド・・・
ただ最近、近くのマクドナルドが2つも閉店してしまったのです。もうさみしさを通り越して怒りも感じています。
マクドナルドの経営がうまくいっていないのはニュースで知っていましたが、マクドナルドファンのニーズをなぜ頑なに聞こうとしないのかも不思議です。わかってるくせに。
今日もテレビで「マクドナルドはこんなに『おいしい』『すばらしい』ハンバーガーを作りましたよ!!」というようなCMが流れてましたが、セットで800円近くでしょ? 少なくとも家族で行こうと思わないですよ。
もちろん僕がハンバーガー10個食べた頃とは時代が違いうというのはわかります。あの頃1ドル80円くらいで、まだ狂牛病なんてものもありませんでした。わかってます。
だいたい「ハンバーガーなんておいしくない」なんて言う人は昔からいます。別に最近になって増えた訳ではないのです。だから新しいメニューが増えたって食べない人は食べませんよ。
ではなぜ古くからのマックファンが最近お店に来なくなったのかは・・・もうわかっていることですよね。
難しいとは思いますが、その点を改善できないとお店は無くなっていくばかりの気がします。さみしいですね。
アメリカに「ハンバーグ」は無い!?
実はアメリカ人というのは、我々が思っているほど、そんなにマクドナルドには行きません。
僕がホストファミリーにマクドナルドへ連れて行ってもらったのことなんて、だいたい年に2回ほどです。(多いですかね・・・?)
理由はいくつかありますが、他にもファーストフード店がいろいろあるというのも一つでしょう。
バーガーキングやタコベル、サブウェイなんかも入るかも知れません。
日本に進出しているのもあればそうでないものもありますが、やはり多いのはハンバーガーなどのサンドイッチ店で、選択肢も多いわけです。なので「マクドナルドへ行こう!」とは、なかなかならないわけです。
ついでに、ハンバーガーはサンドイッチの一種類です。少なくともアメリカでは。
日本では、お肉部分は「ハンバーグ」で、それをパンではさむと「ハンバーガー」になるのだと、皆さん思っているようですが、本場アメリカでは、お肉部分がすでに「ハンバーガー」で、それをパンではさむので、サンドイッチなのです。
ついでに、ハンバーグという料理がアメリカにはありません。よく似たモノはありますが、「ハンバーグ」とは言いません。
日本のそれに近いモノで「Poor Man’s Steak」という料理がありますが、訳すと「貧乏人用ステーキ」という酷い名前のものです。
ただし、酷いのは名前だけで、アメリカ人にハンバーグを振舞ったとしても「なんだコイツは!俺が貧乏人だというのか?!」とは思われませんので、安心してください。
アメリカのマクドナルドはエライ?
アメリカ人はハンバーガーが大好きです。お家でバーベキューなんかすると、だいたいハンバーガーをします。しかも美味しい。それもマクドナルドへあまり行かない理由かもしれません。
先ほども言ったように、ハンバーガーショップも数多く存在します。
ウエンディーズやバーガーキングのように有名チェーン店もありますが、その土地その土地のご当地ハンバーガーチェーンなどもあり、それぞれが「今月のスペシャル!!」みたいな事をするので多種多様です。
ではなぜ、アメリカには数多くのマクドナルドがあるのに、潰れないで営業をつづけられるのでしょう?
ひとつの理由は、アメリカのマクドナルドは、奨学金プログラムや障害者の雇用に力を入れるなど、社会やその町にとってインフラストラクチャー的な存在だったりします。
マクドナルドはエライのです。少なくともアメリカでは。
適当に食べる文化
さて、日本ではマクドナルドへ行くアメリカ人を良く見かけますよね。彼らは本土では行かなくても、日本へ来ると食べたくなるらしいのです。
理由は「他にジャンクフードが無い」からだそうです。
日本には「テキトーに作ったモノをテキトーに食べる」文化が発達(?)しておらず、ポテトチップスでさえ「出来すぎ」感があったりします。
モスは決して「ジャンクフード」ではないのです。
僕にとっては、安っぽい「ジャンク」な味って好きなんですけどね。
なので、もしアメリカ人の女の子と話す機会があって、もし彼女が「マック行きたい」とか言ったら、「あんなモン、ウマくないじゃん!」とか言うのは、可哀想です。
それは外国人が日本のチキンラーメンを貶しているようなモノなのです。
味が『チープ』なのはわかった上で食べたいのですから、ウマくないことぐらいわかっています。でも食べたいのですから、食べさせてあげましょう。
ついでに、あのマックのキャラクターの名前は、アメリカでは「ドナルド」ではなく「ロナルド」が正解だそうです。言いにくいから日本では「ドナルド」に改名したらしいですよ!?
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