「日本のアニメのキャラは白人なのか?」という議題は、何度かインターネットの掲示板にあげられたりします。
客観的にみて「とりあえず、黒人ではないなあ~」とは思いますが、白人かと言うと「う~ん、どうだろう?」とは感じます。
「日本人は白人にコンプレックスを感じていて、アニメの中でそれを表現しているのだ!!」
・・・と、持論を展開している人も見ますが、それもどうかとは思いますね。
もちろん、欧米人にコンプレックスを感じている人も、中にはいるでしょうが、僕に言わせると、日本人の大半は『日本コンプレックス』です。
どんな国よりも、日本が素晴らしい!と自負しているのが、一般の日本人なのではないでしょうか。
『君の名は』を見て
この休みを使って、アニメ好きの次女と2人で、あの話題作「君の名は」を観てきました。
そうです。デートです。
次女は『パパラブ♡』なのです。
ウチは基本的にテレビというモノを見ない家庭ですので、次女がどうやってその映画の事を知ったのかは謎なのですが、なぜか彼女はどうしても観たかったのだそうです。
(後から聞くと、TVCMは殆どやっていないそうで、クチコミだけで人気が広まったそうですね。)
僕はというと、あまりアニメには興味がなく、この作品についても予備知識はゼロで観に行きましたので、結果良かったのかもしれません。いい映画だったと思います。
良い映画でしたよ!
今まで観た、「青春恋愛タイムスリップ彗星衝突回避アニメ」のなかではダントツで一番です。
やっぱり脚本と演出が良いのでしょうね。
次女はお友達に「絶対泣いちゃうから、ハンカチ忘れちゃダメよ!」なんて言われていたようですが、イマドキの5年生の女の子って恋愛モノを観て泣けるんですね。映画の終盤では、もう大泣きしていたのです。
僕も実は、結構涙モロイほうだったりします。
子供や動物が主人公の物語は100%ヤラれるのがわかっていますので、最初から観ないようにしてたりします。
今回の映画でもちょっとヤラれそうになったのですが、なんとか最後まで踏ん張りました。でも、隣で大粒の涙を流している次女をみて「あ~ん。次女が泣いてる~!」とチョットもらい泣きしてしまったのでした。
映画の帰りは手をつないで(5年生の娘が自分から手をつないでくれるのですヨ!)、一緒にプリクラなんか撮って、良いデートとなりました。
そりゃあパパだって『娘ラブ♡』です。
気が付いたこのアニメの特徴
しかし、僕はこの映画を観ていて、ある一つの特徴に気が付いたのです。
それが・・・、
主人公の女の子が美少女であるにも関わらず、『鼻が低い』のです。
いや、主人公だけでなく、出てくるキャラクター全員です。
『名探偵コナン』のキャラであれば、振り向く瞬間や横顔になると、もう犬のように鼻と口が尖がっていているのに対して、この映画のキャラクターは横顔になると、昔の水木しげる先生の漫画かのように、えらく「彫りが浅い」のです。
コレは一体どういうことなのでしょうか?
「日本のアニメキャラは白人ではないのか?」
この問題は何度も議論されていまして、外国人の中だけではなく、日本人のアニメファンの間でもよく話されたりするのです。
そして毎回、結局答えは出なかったりするのですが、僕にとってはあんなモノ・・・、
ナニ人でもありません。
もちろん白人種は、手足が長く、鼻も高く、二重で、眼も大きかったりと、日本人にとっての美男・美女が兼ねそろえているであろう特徴を有しています。なので、日本人の描くアニメキャラはそのような特徴があったりするのです。
これを「白人コンプレックス」だと言う人もいるでしょうが、実際には、白人種(外国人全般)でも全員が美男・美女では無いというのも事実です。(そのお話については「外国人女性のほうが美人である!」のホントとウソの記事参照)
「ナルト」や「スーパーサイヤ人」なんかは金髪のようですが、「プリキュア」なんかは緑や紫の髪をしています。そんな髪の毛の人間は自然には存在しません。
(まあ、外国には赤毛の人がいたりして、たまにピンクに髪を染めた人が違和感なく(?)いたりもするのも確かです。)
髪の毛だけではありません。「ワンピース」に出てくるキャラなんて、胸が大きすぎたり、足が長すぎたり、もう作画崩壊寸前です。(たまに実際の俳優にそっくりなのも出てきますが・・・。)あんな人間はいないのです。
まあ、あのマンガは人間じゃないのも多く出てきますけど・・・。
実際、アメリカのアニメキャラだって何人かわからないのも多いですよ。
ディズ二―アニメの『ベイマックス』って、登場人物が日本人なのだそうですが、実際に画像をみても、そうにも見えないことも無い、というくらいで、予備知識無しでアレを東洋人だと言える人は何パーセントいるでしょうか。
日本人の描くアニメキャラというのは『想像上の人物』です。フィクションなのです。ですから、人種なんてないのです。それは、日本の名前が付いてあったとしても、そうなのです。
「君の名は」に出てくるのは日本人
さて、今回のこの「君の名は」というアニメ映画なのですが、実際の地名や風景も物語りの中に出てくるわけですから、キャラクターもやっぱり日本人なのです。
もちろんアニメなので、「そんな顔の人間はいない!」と言えば、まあそうなのですが、なんとか日本人に見えるように努力したのでしょう。
それが冒頭の主人公が寝返るシーンに見れる、一瞬の「鼻の低さ」と「腫れぼったい瞼」なのかもしれません。
それがこの映画のリアリティーであり、一つの演出でもあるようです。
あと、アンチ・ジブリのBuさんとして喜ばしいのは、音楽の使い方が上手ですよね。(ジブリが苦手なBuさんについては【ジブリが苦手?】海外アニメと日本アニメの特徴とはで!)
だってジブリの映画ってなんかいつも静かでしょ? 観てて寂しいんです。
(ただし、この映画の挿入局が良い曲とは言っていません。使い方が良いと言っているのです。ヒネクレ者です。わかってます。)
DVDなんか出たら、レンタルして妻と一緒に観ようかなあ・・・。
コメント
主人公の男が碧眼な時点で…ねぇ。
碧眼じゃないですよ❗黒目です。
日本はステレオタイプでキャラクターを描いてないから、鼻が高い、低い等といった特徴で人種を判断するのは間違っていると思います。鼻が高い日本人もいれば堀の浅い白人もいますしね。
それならばどうやって人種判断するのか。それはその作品の設定だったり、細かいところだと私は思います。コナンにしても鼻が高いからといって白人に見えますかね?
もちろん見える人はいるだろうし、それを否定する気はありません。アートですしね。
しかし多くの人が日本人と思って見ていると思います。それはキャラクターの立ち振舞いだったり、雰囲気だったり。
つまり一部の身体的特徴を持ち出して何人だと主張するのはおかしいということです。しかも都合の良い部分だけを持ち出して。先ほど言ったようにステレオタイプで描いていませんしね。二重ならば白人になるんですか?どう見るは勝手ですが押し付けて、さも事実のように語るのはやめてもらいたいですね。楽しく見れば良いのに…
Buさんがどういう様に考えているかはわかりませんが、このことを知って頂きたいです。長文失礼しました。
どうもです。
そういえばコナンにはよく外国人が出てきますが、雰囲気で判断するしかないですよね。