うどんの『罠』と啜る文化 【白人女性はお箸が使えるの?】

国々の違い

前にも書いたかもしれませんが、妻は『うどん』は家で食べるモノだと考えています。

僕もその考えには同調しておりまして、最近の冷凍うどんはデキが良すぎるくらいおいしいと感じているのは僕だけではないはずです。

ただ私たち夫婦に賛同していただける方はそんなに多くは無いようでして、ウチのような田舎町でもセルフうどん店がどんどん開店しているのが現実でもあります。

僕の親や親せき、友人もこの『セルフうどん』というモノが大好きです。やっぱりダシが違うんでしょうね。

あと、彼らはあの手軽さが良いのだと言うのですが、僕にとってはそれこそが、うどん店の『罠』なのだと思っているのです。

待たずに食べれるというのは良いことかもしれませんが、食事のみの所要時間を考えると、僕ならだいたい10分くらいフィニッシュできますし、冷たいうどんなら5分もかからないかもしれません。

ホントに食べた気がしないのです。

ついでに、おにぎりや天ぷらが「おいしそう」すぎるじゃないですか。

何なんですかアレは?

『うどん』だけだと寂しいと思ってやっぱりおにぎりを取ってしまうでしょう?

炊き込みご飯のときもありますね。

半熟玉子の天ぷらなんて絶対おいしいに決まってるじゃないですか。

お肉的なモノも欲しくなったらトリの天ぷらもありますし。

あと、ちくわの磯辺揚げ。ちくわ揚げただけでなんでうまいでしょうね。あんなモノがウマいなんて反則でしょう?

結局うどん食べるつもりが、まあまあの天ぷら定食(うどん付)になってしまうのはやっぱり『罠』だと思うのです。

ああ、おなか減ってきた。また行こう・・・。

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啜れない白人女性

僕は前に「白人女性(外国人女性)とデートに行くならラーメンは避けましょう」といった内容の記事を書いたことがあります。(『白人女性とデートの秘訣『肌が白いね』はNG』参照!)

実はコレ、ラーメンに限らず、うどんや蕎麦、日本の麺類全般的に、最初のデートでは避けた方がいいんじゃないかと思っています。(もしかしたら、相手が日本人女性でもそうかもしれませんね。)

もちろん、お店がロマンチックでないとか、雰囲気が良くないとかの理由もあるのでしょうが、外国の方にとって麺を「啜る(ススる)」というのは、不作法とかいう以前に、出来ないことが多いのです。

日本人にとって簡単にできる、「ズルズル」っと音を立てて、一気に空気と一緒に麺を吸いこみ、同時に鼻からその香りを楽しみながらも、実は空気と食べ物をしっかり分離していて、食道には気体を通していないというこの方法は、外国の方にはそうとうな技術であって、簡単には習得出来ないモノなのです。

もう日本に四十年以上もおられ、日本語を流ちょうに話されるあのピーター・バラカンさんも、いまだにウマく蕎麦を啜れないと、ある番組で嘆いておられました。

そんな難しいタスクを、最初のデートで女性に求めるのは可哀想なわけでして、だからと言って、お店の人に「フォークもらえますか?」なんて事を聞いたら、彼女の敗北をお店全体に知らしめているようなモノなのです。

女性を恥ずかしめるなんて、男性のする事ではありません。

(ついでに、上を向いて喉を「ガラガラ」させる『うがい』というタスクも、実は日本特有のモノだそうでして、外国人の方は普通しないそうですが、コチラは『麺を啜る』ほどの高等技術は必要なく、簡単にマスターできたようです。)

じゃあおハシは?


では、こう思う人もおられるでしょう。

「おハシはどうなんだ? 和食のレストランに行って、アレが使えなかったら可哀想じゃないか!」

実は、コレはあまり心配する必要が無かったりするのです。

昨今の世界的な和食ブームのおかげで、おハシの使える欧米人が増えているのです。

例えば、日本人で、ナイフとフォークを使って食事をしたことのある人の割合ってどのくらいいるでしょうか?

おそらく、それかそれ以上の割合で、欧米人はすでに、おハシを使って食事をしているのです。

日本でもナイフとフォークが使える人達というのは、チョットした中流家庭や上流な人達に感じたりするのですが、それと同じように、アメリカなんかでは「おハシが使える」というのは上流階級者のたしなみの一つにさえなっていて、出来ないと逆にハズカシイものだったりします。

もちろん、中流でも、それ以下でも、『スシ』はもう彼らの手にも届くほどポピュラーな食べ物となっていますし、よくドラマなんかで出てくる中華のケータリングでも、おハシで食べるというのが常識になってるのです。

なので、わざわざ日本に来るような欧米人女性が、おハシを使えないなんていうわけがありません。

よっぽどお歳を召された方か、東欧などから突然来たような人でなければ、そんなハズはないのです。

今、欧米では『ラーメンブーム』らしく、一杯2000円以上するラーメンをニューヨークの人達は並んで食べているとも聞きます。

しかし、彼らはスープは最後まで飲むのに麺を残したり、熱いのが苦手だから冷めるまで待ったりと、まだまだ日本の本当のラーメンを理解していないようにも感じたりするのです。

彼らが麺を『啜る』のは、まだもうチョット先かもしれませんね。

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