ヨーロッパ人の『性』に対する考え 【チョット進み過ぎ?】

国々の違い

妻は「もういらない」とは言ってはいるのですが、妻の母が本国から雑誌をよく送ってきます。

お義母さんは、レンズ豆やサフランなどのスパイス、時にはケーキ(こんなの送って大丈夫?)のような、主に食べ物等を送ってくれるのですが、箱に隙間があると気になるらしく、そこに雑誌を挟んで送ってくるのです。

中にはクロスワードのようなパズル雑誌、芸能ニュースやマンガ(コレは多分子供用・・・)まで、いろんな種類の雑誌を送ってくれるのです。

僕はもちろん読むことができないので、写真だけ眺めたりするのですが、それだけでもまあまあ楽しめたりするのです。

今月もイタリアから、大きな小包が届きまして、やはり雑誌が入っていました。

おそらく健康についての雑誌のようです。健康的な料理のレシピや運動方法、体のケア・・・

ちょっと待て。

これ写ってしまってますね。

乳首が。しかも広告で。

日本で健康管理の雑誌なんて自分は興味ないので開いたこともないのですが、そういうのって極力写さないようにするモノじゃないのですかね。

少し前、僕は「アメリカ人は肌の露出に厳しい」といった記事を書きましたがヨーロッパはもう少し寛容なようです・・・。(『アメリカ人の『性』に対する考え』参照)

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「いやらしい」の感じ方の違い

海岸などへ行くと、アメリカでは小さい女の子にもビキニを着せてたりしますが、フランス等のヨーロッパでは小さい女の子は基本パンツ一丁のようです。

逆にバストのない子供にビキニを着せるほうがなんか「いやらしい」感じがするそうです。

なので海岸では、基本こども達はトップレス。

最近では変わってきたと言う人もいますが、古い『バーバーパパ』のような絵本の中で水着のシーンなんかがあると、子供たちは皆、上は裸なのです。

ただ子供と言っても、何歳までという決まりがあるわけではありませんし、発育の早い子もいれば遅い子だっているわけです。実際にそういうトコロへ行くと、なかなか目のやり場に困ったりするのです。

「膨らみかけの小さい胸を性的に見てしまう男性が悪い!」とも言えるでしょうが、アメリカではマズそんな格好を子供にはさせませんし、ヘタすると親は捕まったりしてもおかしくないことなのです。

こういった面でも、アメリカとヨーロッパでは『肌の露出』に対しての感じ方が違うように思います。

ドイツは進み過ぎ?


一度、ドイツの友人宅に一泊させていただいたことがあります。そちらのお宅には娘さんがお二人おられました。ひとりは高校生ともう一人は小学生の高学年くらいでした。

その二人がテレビを見ていたのですが(もちろん言葉はわかりませんが)、どうも面白いビデオを紹介する番組のようでした。
とある男性の丸裸スカイダイビングの様子・・・。男性のあの部分が風圧でブルンブルンしているのをスタジオのみんなで大笑いしているのです。

「オイオイ!コレ大丈夫なのか?それってOKなの?この子たち見てて大丈夫なの?」と、いろいろ心配になったのを覚えています。
(たしかに面白いビデオではありましたが・・・。)

その後、その番組は「世界の面白いCM」コーナーへと進み、そこで紹介された動画が、えらく大人用だったのです。

もう『夜の営み』も無くなった、いわゆる『レス』な夫婦。2人で同じベッドにいてるにも関わらず、彼らはそれぞれ自分達の『コト』に夢中になるという、一体なんの宣伝なのかわからないCMだったのですが、娘さん2人はそれを見てゲラゲラ笑っているのです。

高校生の方の女の子は、そろそろそういうコトがを知っていても、おかしくないお年頃なのですが、小学生の子のほうは、もしかしたら意味がわからないまま笑っていたのか、それともすべてを把握して笑っていたのか、僕にはわかりませんが、どちらにせよ結構なショックを僕は受けたのでした。

ティーン向け雑誌の内容が・・・


そして次の日、僕は帰ることになり、空港へ向かう途中、その小学生の女の子はママに頼んで、書店で一冊の雑誌を買ってもらったのです。

それは、俳優さんたちが写真でポーズをとりながらコマの中で活躍するという写真漫画でして、なかなか珍しいモノでもあったのです。

「日本にもこういうのってあるのだろうか?」と思いながら、僕はその小学生の女の子と一緒に、興味深く見せてもらっていたのでした。

どう見てもティーン向けの内容で、救急隊員が助けた女性と恋に落ちるといった内容の、女の子が好きそうなストーリーのようです。

言葉はもちろんわかりませんが、写真を見るだけでも、ちゃんとストーリーが追えるようになっているのです。

出てくる人達は皆さん美男美女ばかりで、もしかしたらドイツでは有名なアイドルなのかもしれません。

そして最後にふたりが幸せにベッドイン!(写真は下着姿)・・・ってこれちょっと大丈夫なのか?

ドイツの子供たち(ティーンズ)はこんな雑誌を読んでるのかと、僕はまたえらくカルチャーショックを受けたのでした。

明らかに子供への教育という面ではアメリカとヨーロッパは考えが違うようです。

アメリカが進んでいるのか、ヨーロッパが進みすぎているのか、それとも両者が全く違う方向へすすんでいるのか。

日本がもし、手本とするのであれば、どちらを選ぶべきなのでしょうね・・・。

コメント

  1. あき より:

    はじめまして。
    ずいぶん過去の記事に失礼します。
    日本でも、小学生のうちから性描写のある漫画を女の子は読んでますよ。(少コミなどの雑誌。対象年齢は小学校高学年〜中学生)少し前のマンガですが、「噂のみどりくん」というのでもお時間あったら読んでみてください。男性の方はびっくりされるかもしれません笑
    どこの国でも女の子のが進んでるんだなぁーとは、友人の話を聞いたり雑誌を見たりしても思います。
    表現の違いについてはお国柄が出てて面白いですね。

    • busan99 より:

      ずいぶん前にコメント頂いてましたね。有難うございます。
      そうかもしれませんね。僕が知らないだけで・・・。
      娘を持つ父親としましては、少々怖い気もします・・・。

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