外国人で『納豆が嫌い』という人は、意外と少なかったりします。
なんなら、『あんこ』のほうが、よっぽど嫌われているように感じます。
関西の人は納豆嫌いの人は多いので、「あんな臭いモノ大丈夫なのか?」と思われるでしょうが、恐らく最近の納豆は匂いが抑えられているのでしょう。
アレを『臭い』と表現する外国人は少数派なのです。
しかも、『納豆嫌い』と称する外国人に、「納豆の何が嫌いなの?」と聞くと、どうもアノ独特な『ヌラヌラ感』がダメなようで、匂いのコトを言う人は少ないのです。
では、外国人にとって『臭い』食べ物は何かと言いますと・・・、
ダントツはやっぱり『キムチ』。
まあ、アレは日本のモノではありませんが、日本にも愛好家は多くいますので、日本の至る所であのニオイは感じられるのです。
ただ、どなたも「食べれない!」というほどのコトは無く、あったら食べる人も多いのですが、あまりキムチファンというくらいの人は少なそうです。
あと、キムチほどではありませんが、『お漬物』のニオイも、あまり外国人には好かれてはいないようです。
でも、日本ってまあまあの「漬物大国」ですので、慣れてもらいたいものですね~~。
動物性のニオイは大丈夫?
僕の兄が沖縄に旅行へ行った際、面白いモノをお土産に買ってきました。
それがレトルトパックの『やぎ汁』。
知っている人も多いかもしれませんが、この『やぎ汁』なるモノは、沖縄の郷土料理の一つでして、沖縄本土では大好きで毎日食べてる人もいるそうです。
しかし、「チャンプル」等の、他の沖縄料理のように日本全国に広まらないのは、その独特のニオイでして、ハッキリ言って『ヤギ臭い』のです。
僕の兄も、現地で友達に勧められて、『やぎ汁』専門店で頂いてきたそうなのですが、やっぱりそのニオイでギブアップ。
現地の人達は「このニオイが良いのに・・・。」と残念がってたそうな。
僕の兄は、そんな面白体験を、僕たち夫婦にも味わってもらおうと、お土産屋さんでレトルトパックの『やぎ汁』を買ってきて、「コレ、めっちゃ臭いけど食べてみる?」と言ってくれたわけです。
僕は2~3週間ほど、なかなか勇気が出ないで、放置していたのですが、ある晩「よし、食べてみよう!」と意を決して、パックをお湯で温めたのでした。
そして妻と二人で食べたのですが・・・、
「ナニコレ? 普通に美味しいジャン。」
妻にとって『ヤギ臭』は、少しも苦にならない様子。
一方僕は「このニオイさえなければ、ウマいのに・・・」と、少し弱音を吐きながらですが、一応フィニッシュ。
そういえば、妻の母国には、ヤギの乳で作ったクリーミーなチーズがあって、アレもまあまあ『ヤギ臭』MAXだった覚えがあります。
なので、彼女にとっては、そこまで悪いニオイでは無いのかもしれませんね・・・。
日本はサカナ臭い?
たまに、外国から日本へ帰ってくると、まず空港である「匂い」に気づいたりします。
「・・・これはもしや!・・・・出汁??」
まあ、たまたまかも知れませんが、空港内のうどん屋さんがかつおで出汁でもとってたんでしょうね。
1年とかちょっと長めに海外へいってると、日本人にとって和食にありつけるのはなかなかうれしいことだとは思うのですが、これって、日本人以外にはどうなんでしょう・・・。
醤油や味噌などの発酵食品、そして出汁。日本人にとっては普通なのですが、結構匂いの強い食品のようです。
(アメリカやヨーロッパの空港で食べ物の匂いってしたかなあ・・・タイミング的なものかなあ。なんか酒臭い人はいたような気はするなあ・・・。)
僕は行ったこと無いのですが、やっぱりインドはカレーの匂い、韓国はキムチの匂いがするのでしょうか?
例えば、空港で匂うコトはほとんどありませんが、焼き魚のニオイってどうでしょう?
多くの日本人にとっては、おそらく食欲をそそられる「良いニオイ」だと思うのですが、僕の妻にとっては、
「うわあ!臭い!!!」
と言うのです。
妻だけではありません。他の外国の方でも、アノ炭火で焼いたサカナの匂いを「良いニオイ」と言うコトは先ず無いのです。
僕の聞いた話では、ある日本人男性が中東を旅していた時、和食が恋しくなって、「スルメ」を外で焼いたのですが、周りの人達は「クセえ!殺す気か!!」と騒いだそうです。
僕は「良いニオイ」だと思うんですけどね。
『臭い』の定義
やっぱり、国や地方で「良いニオイ」というのは違うみたいですね。
ヤギは大丈夫でもサカナは駄目だったり、漬け物が大丈夫でもチーズが駄目だったりするのです。
我々日本人が「和食なんてニオイしないじゃん。」とか思っていても、外国の方には結構匂ってたりするのでしょう。
それも文化の違いですから、どちらが良いとか悪いとかではなく、それぞれのニオイを楽しめるようになれるといいですね。
ただ、「ヤギ臭」はキツイなあ・・・。
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