英語が苦手な人でも、『パンツ』は英語で『ズボン』のコトだとご存じでしょう。
服屋さんとかへ行くと、逆に『ズボン』という言葉は死語のようになっていて、どれをみても『~パンツ』と書いてあったりします。
僕くらいの年齢だと、『パンツ』というと、やっぱり『下着』のコトですから、どうも抵抗があります。
しかし、若い子にとっても、下着の『パンツ』は、やっぱり『パンツ』と呼ぶようなので、ややこしいですよね。
英語で下着の『パンツ』は、underwear(アンダーウェア)と言って、『下着』という意味の言葉を使います。
英語で「おい!パンツ見えてるよ!」は、”Hey! You are showing your underwear!”とか言います。
恐らく、ちゃんと『パンツ』という意味の言葉も英語にあるでしょうが、聞いたコトありません。
英語で『下着』と言えば、もうだいたいは『パンツ』なのです。
ややこしい言葉
女性の場合は、男性よりも下着の種類は豊富ですから、その一つずつに名前があるでしょうが、僕は男性なので、あまり詳しくはありません。
しかし、女性の場合も『パンツ』はunderwearと言っていた覚えがあります。
「じゃあ、『パンスト』は?」と言いますと、アレは「パンティーストッキング」の略ですから、そのままでも通じないコトも無いかもしれませんが、一般的にはnylons(ナイロンズ)やPantyhoseとか呼ばれています。
「じゃあ『ナイロン袋』は?」と言いますと、アレは英語でplastic bagsでして、プラスティックになります。
「じゃあ『ビニール』は?」と言いますと、英語ではvinyl(ヴァイナル)と言いまして、だいたいは音楽レコードを指したります。
ややこしいですね・・・。
『パンティー』は日本では死語
先日、妻と映画「エターナル・サンシャイン」を見ました。コレって、本当によくできた映画で、いまだにファンが多いのも頷けます。
実はこの映画のタイトルは、英語ではもっと長くて『Eternal Sunshine of the Spotless Mind』と言います。
観た人はわかるかもしれませんが、機械で頭のなかの”スポット”を探しまわる話しですので、このタイトルも良くできていますね。
この映画の中盤で、若いころのイライジャ・ウッドが彼のガールフレンドについて、こんなコトを言います。
「彼女のパンティー盗んじゃった。」
(この動画の最後のほうでボソっと言います。)
そうです。パンティーです。
なぜか、この『パンティー』という言葉は、日本では『カワイ子ちゃん』と同様に、えらく懐かしい響きの言葉でして、もう死語にもなりつつあります。
しかし、英語ではまだまだ現役(?)なようです。
(この映画がもう14年前の作品になりますので、今でもどうかは、ホントはわかりませんが・・・。)
頼られた思い出
そういえば、僕が高校生の頃、アメリカで留学生をしていた時、一緒に住んでいたホストファミリーのお母さんが、小さい5歳くらいの、それはカワイイ女の子を預かってきたコトがありました。
数日間ほど、その子と生活を共にし、ずいぶん仲良くなったのですが、ある夜おそくに、僕の部屋のドアを叩いて、こう言ったのです。
「オシッコもらしちゃった・・・。」
なぜ彼女がホストファミリーのお母さんでは無く、僕を頼りにしてそんなコトを言ったのかはわかりませんが、助けを求めて来たのですから、助けない訳にも行きません。
泣いていた彼女をバスルームに連れて行き、替えの下着を探して着替えさせてあげました。
彼女は安心して、嬉しそうにベッドへ戻ったのですが、その時、彼女が下着を指して言った言葉が・・・、
そう『パンティー』だったのです。
かわいい言葉?
もしかすると英語で『パンティー』は、『ワンワン』や『ポッポ』等の幼児言葉とまでは言わなくても、「可愛らしさ」を表現する言葉の一種なのかもしれません。
そうであれば、イライジャ・ウッドが映画の中で『下着』ではなく、自分のガールフレンドの可愛さを表現する『パンティー』という言葉を使ったのも理解できます。
事実、その後、彼は彼の同僚に「お前『下着』(アンダーウェア)盗んだのかよ!」と叱責されるのです。
こちらは、『パンティー』では無く『下着』と言ったのです。
なので、英語では言葉の語尾に「ィー」と伸ばした音を足すだけで、可愛さをアピールできるのかもしれません。
まとめ?
さて、パンティーについて、ずいぶん語ってしまいましたが、まえにもお話しましたように、僕はオトコ3人兄弟の末っ子でして、女性については謎が多いのです。
いまでも、妻のカバンや洗面所には謎の道具がイッパイで、困惑するコトも多いのです。
もちろん下着についても、わからないコトが沢山あります。それは一つ一つ、解決していくしかありません。
妻はいつまでも、僕にとってはミステリーなわけです・・・。
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