『黒人女性の憂鬱』とドラマの『黒人枠』

アメリカは人種のルツボとよくいわれますが、いろんな人種の人がまんべんなくいてるのかと言うとそうでもありません。

最初、僕は高校2年生でアメリカの田舎町に留学生として行ったのですが、そこにはほぼ白人しかいませんでした。次の年、西海岸へ転校すると、その学校の生徒の半分はメキシコ人でした。

前にもお話したかもしれませんが、彼らは人種別に分かれる傾向があり、黒人は黒人、アジア人はアジア人とコミュニティーを作ったりします。

そういうわけで、アメリカのアジア人の男の子はアジア人の女の子を見つけると「ハイ！元気？」とか声をかけたりします。要するにナンパです。

同じように、メキシコ系の男の子はメキシコ系の女の子にとそれぞれナンパするのですが・・・、

黒人の男の子は、結構どんな人種の女の子でもかまわないようなのです・・・。

黒人女性の苦悩

そうなると、困るのが黒人の女の子です。

彼女たちの大半はやはり黒人男性が良いらしく、「相手が黒人男性ならば反射的に忠誠を尽くしてしまう」そうです。

もうこうなると、全人種の女の子相手にサバイバルしなくてはなりません。

黒人男性が他の人種の女性から「モテない」のであれば大丈夫なのですが・・・、

実際には、音楽シーンやスポーツで活躍する彼らをテレビで良く見て影響もあるのでしょう、結構モテます。

では逆に、黒人女性がほかの人種からモテるのかと言われると・・・、う～ん。

上位10パーセントを例外として（見た目の話）、少々難しいようではあります。しかも、彼女達の大半は黒人男性がタイプなので、白人男性が近づいても無視されたりしますから。

なので、白人女性が「私って出会いが無いし、なかなか良い男性に巡りあわないの・・・。」みたいなことを言っていると、「何甘ったれたこと言ってんのよ！貴女はどれだけ恵まれてると思ってんのよ！」と黒人女性は思ってたりするのだそうな・・・。

そういうわけでして、かっこいい黒人男性を捕まえた黒人女性は、そのコミュニティーからの尊敬を集めたりするわけです。

ビヨンセやミッシェル・オバマはすごいのです。

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ミニー・リパートン

もちろん黒人男性以外と結婚した黒人女性もいます。

有名なトコロでは歌手のミニー・リパートンさん。

その頃はまだ黒人差別も激しかった時代ですから、白人の音楽プロデューサーと『かけおち』同然で結婚し、田舎の町へ避難したそうです。

この動画の「Loving You」という歌は、実は旦那さんに宛てた歌ではなく、彼女が子供をあやしている時に、自然と口からでてきた歌だそうで、音楽プロデューサーのご主人はそれを聞いて「録音しよう！」と思ったそうな・・・。

子供をあやしていたのが外だったのか、この曲はイントロに鳥の声が入っています。

僕自身も『異人種間結婚』ですので、こういう話を聞くと、励まされますね。

僕の場合は反対する人はいませんでしたが、もし相手が黒人女性だったら、反対する人も・・・もしかしていたかもしれません・・・。

そういった、「差別と戦わなければならない」という点も、黒人女性にとってはつらい部分でしょう。
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ドラマに出てくる黒人女性は美人ばかり？

さて、松田聖子さんも出演されたアメリカドラマ『BONES』がそろそろ終わるそうです。

もう2005年からやっているので今年で11年目ということになりますね。

妻は『ブース』役のデヴィッド・ボレアナズさんという俳優が「すごくかっこいい！」とキャーキャー言ったりするのですが、僕にとってはこの男性はなんだか野暮ったくてハンサムには見えなかったりするのです。不思議ですね。

主演の『ブレナン』役をやっているエミリー・デシャネルさんは、もちろん女優さんなので今でも綺麗なのですが、このドラマも始まったころは本当に化粧品のＣＭのモデルさんのような美人さんでした。

しかし！2ndシーズンでは突然、彼女を上回るほどのエキゾチックな美女が現れるのです！！

それがタマラ・テイラーさんという女優さんで、このあとこの番組ではいろんな美人さんが出てくるのですが、彼女ほどの衝撃はなかったりします。

これも「海外ドラマあるある」の一つでもあるのですが、なぜだかドラマに出てくる黒人女性はだいたい皆えらく「美人」だったりします。

実は妻に言わせると、ドラマにでてくる黒人男性も、だいたい皆さん素晴らしく格好が良いらしいのですが、僕はイマイチ興味が無かったりするので（無くてよかった？）今回は飛ばします。

その理由とは？

日本のドラマでもそうかもしれませんが、映画やドラマに出る人なんて美男美女ばかりなのです。

俳優・女優という職業の方はやはり見た目の良い方が多く、現実世界では美形と同じ数だけ（もしくはそれ以上）不細工もいてるわけです。

ただアメリカの場合は、配役に「黒人枠」のようなものがあり、そこに美形の黒人さんが集まるのかもしれません。

「アジア人枠」も、もっと増えても良いような気がしますね・・・。