「尊敬できるパートナー」と「掃除機の使い方」

ウチの日常

妻は外国人である以前に女性ですので、謎の部分はまだまだいっぱいあります。

前にも言いましたが(参照⇒外国人がみんな『リア充』に見えるワケと『女性の謎』とは?)、僕は男性ばかりの家族でしたので、いまだに女性については知らないコトばかりです。

女性のカバンの中は、いまだに未知の世界ですし、お化粧品なんかも不可解な薬品のように見えます。

今は、娘たちも『こどもたち』とは呼びずらくなるほど大きくなり、彼女たちも僕の知らない生物へと変貌していっています。

恐ろしいコトです。

さて、妻と生活するようになって、わかったコトの一つに、やっぱり女性は「理屈」ではなく、「感情」で物事を決める事が多いというコトがあります。

男性たちはそんな女性たちを見て「ハハハ、馬鹿だなあ」なんて思うかもしれませんが、よくよく考えてみると、人間なんて感情で動くほうが楽なのです。

「理屈」や「理論」にとらわれて、窮屈に生活している我々男性を、彼女たちは「ハハハ、馬鹿だなあ」と思って見ているのです。

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男の弱点

女性が男性について「やっぱり男ってバカね~」感じるシチュエーションというのは、他にも多々あると思います。

例えば、美人に鼻の下を伸ばして付いていって、ついつい騙されたりとか、・・・いわゆる「下ごごろ」ってヤツですかね。

「そんなコト女だってあるだろう!」と、お思いの方もおられるでしょうが、やはり圧倒的に男性の方が多いですよ。下ごごろ。

そういうのでトラブルを起こすのも、だいたい男性です。

コレはどの国に行っても同じで、世界共通なのです。

女性の弱点

男性も同じように、数字や地図に弱い女性を見て「やっぱり女はダメだね」とか言ったりするのです。

機械に弱いのも、だいたい女性ですね。

それに比べて、男は機械が大好きです。

何をするモノかわからなくても、ガレージに大きな機械があったりすると「うわあ、スゲー!」と大喜びします。

堅そうで、色が濃くて、複雑な形をしていれば、もう満足なのです。

これも結構、世界中どこに行っても一緒ですね。

掃除機のコード

ある時、僕が掃除機で部屋のごみを吸っていたとき、妻は「掃除機を使うときはコードを全部引っ張りだしておいてください。」と言うのです。

「なんでそんな事を?」と僕がたずねると、「掃除機が熱を持ってコードが悪くなるから」と言うのです。

僕はイマドキの掃除機がそれくらいのことで悪くなるわけがないと思ったですが、それを説得するのも面倒なので、妻の言うとおりコードを引っ張りだしておいたのでした。

機械に自信があるパパ

その後何日かして、僕が独りのとき、掃除機をつかう機会があったのですが、今度は妻の言うとおりにはしませんでした。

なぜなら、コレは日本製の掃除機だし、そんなことで悪くなるハズもないし、第一、機械や電化製品については僕のほうがよっぽど知っているハズですし、パパは偉いですし、理由はいっぱいあるのです。

そして妻が帰ってくると、「あれ?掃除機使った?」と聞くのです。

きれいになった部屋よりも、片付いてない掃除機のほうが気になったようです。

「ああ。使ったよ。」と僕が言うと、彼女は「ちゃんとコード引っ張っておいた?」と聞くので、「いいや。してないよ。」と言うと、「ちゃんとしないと・・・」と、また説明を始めるので、「大丈夫だって。そんな事で壊れないから。」と僕は彼女をなだめたのでした。パパは偉いのです。

頑固モノ(?)の妻

しかし、彼女はその後も掃除機を使うたびにコードを全部引っ張り出すことをやめませんでした。

「なんてガンコなヤツなんだろう!」と思っていたのですが、ある日、会社のお昼休みにテレビで「雑学クイズ」みたいなのがやっていて、掃除機についてのクイズをしていました。

「掃除機のコードには黄色と赤のテープが貼ってあって、赤はもちろん『これ以上引っ張ってはいけない』のサイン。さて、その少し前に貼ってある黄色いテープの意味は?」というクイズ。

僕は「まさか・・・!!!」と思ったのですが、やはりその「まさか」でした。

掃除機は黄色いテープの目印が出てくるまでコードを引っ張りだして使うのが正解なのだと。

僕が家に帰ってその事を伝えると、妻は笑顔で「ほら、言ったとおりでしょ!」と優しく言ってくたのですが、僕は「なんでそんな簡単な事を信じてあげれなかったのだろう」とちょっと情けなく思ったりもしたのでした。

尊敬できるパートナー

性別による『違い』というのは、やっぱりあるわけです。

性格もそただ・・・うですし、体力だって違うわけです。

もちろん「馬鹿だなあ」とお互いに感じる事もあるでしょうが、そればかりだと結婚生活は続きませんヨ。

妻は日本語以外にも、妻の母国語と英語、あと他の外国語もできるのですが、実はそれはヨーロッパでは結構普通なコト(日本語以外は・・・)だそうです。

でも、僕にとっては「スゲーなあ」と感心してしまうコトですので、そういう彼女を尊敬しますし、頼もしくも思っています。
(特に、ヨーロッパへ行ったときは、頼もしい!)

尊敬できるパートナーを見つけるというコトは、良い結婚生活の秘訣ですね。

ただ・・・、妻も同じように、僕のコトを頼もしく思っているのだろうか・・・?

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