最近では「パンケーキ」という言葉も定着してきましたね。
今でも言う人は多いとは思いますが、もともと日本では、ああいった類のモノは全部「ホットケーキ」と呼んでいたのです。
チョット前の人たちにとっては、「パンケーキ」なんて言うと、「パン」なのか「ケーキ」なのかわからなかったのです。
でも、ドコのどなたかはわかりませんが、頭の良い方が「コレは『ホットケーキ』と呼ぶコトにしよう!」と思いつたようで、それから日本ではアノ食べ物を「ホットケーキ」と呼ぶようになったのでしょう(?)。
なので、英語のネイティブな人に「ホットケーキ」と言ったって、通じないコトのほうが多いのです。
(「ホットケーキ」と言う人もアメリカにはいるそうですが、僕は聞いたことがありません。)
このような『カタカナ言葉』を、我々は『和製英語』と呼びます。
先ほどの「ホットケーキ」なんかは有名ですが、実は「サラリーマン」や「OL」なんてのも、実は和製英語で、アメリカ人等には通じません。
しかし日本には、英語以外の言葉も多く入ってきているのです。そもそも英語でない言葉も和製『英語』(?)と、勘違いしている場合もあります。
今回は、どう頑張っても絶対に通じない、そもそも英語ではない、カタカナな言葉をご紹介しましょう。
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1,マロン
コレはもう、どう頑張ってもアメリカ人には通じません。英語でないのですから。
栗は英語でモンブランでもありませんヨ。
英語で栗は「chestnut」(チェストナット)です。
では、マロンは何語なのかというと、実はフランス語だそうですが、それも『栗』では無くて「栃の実」のコトだそうです。
一説によると、フランスの「マロングラッセ」を日本で作る際に、「栃の実」が手に入らず、代わりに「栗」を使ったコトが由来だそうです。
ついでにフランス語で栗は「châtaigne」。・・・読めません。
2,アルバイト
これもよく英語と勘違いされている方が多くいますが、どんなに発音を変えてもアメリカ人には通じません。
英語でアルバイトは「part time job」です。
ウィキペディアによりますと、明治時代に学生たちがドイツ語の「労働」を意味する言葉を隠語をして使っていたコトが由来で、ソレが一般に広がったのだそうです。
なんか今の学生さんよりも、おしゃれな感じがしますね。
3,カンニング
これは実は英語由来なのですが、テストを盗み見るという意味では彼らには通じません。
英語では、そのような行為を「cheating」と言います。実は「浮気」を英語で言う時も「cheating」です。
これも明治時代の学生たちが、英語の「狡猾な」と言う意味の「cunning」という言葉を隠語として使っていたコトが由来だそうです。
スゲーな、明治学生。
4,シュークリーム
「シュークリーム」とアメリカ人にい言うと、おそらく靴に塗るクリーム(靴墨)のコトだと思うでしょう。
英語であのモノを言おうとすると「Cream puff」(クリーム・パフ)となります。
フランス語のキャベツを意味する言葉が「シュー」というそうで、形が似ている(?)からだそうです。
5,イケア
最近はやりの家具屋さん。
スウェーデン発祥なので、英語でないのは当たり前なのですが、アメリカ人にいくら「イケア!」と言っても通じません。
英語で言おうとすると、「Eye-Kee-uh(アイキーアー)」となります。
本場スウェーデンでは「イケア」ですので、間違えているのはヤツラの方なのですが、英語ではこうなってしまうのです。
悪しからず。
ついでにギターのブランドの「イバニーズ」も向こうでは「アイバニーズ」と呼ばれています。
「イ」で始まるのが嫌いみたいなのです。
6,レントゲン
これは発明した方のお名前です。
英語では「X-ray」と言います。『X線』と言う意味ですね。
発明(発見)した人の名前で呼ぶほうがおかしいかもしれませんが、そういうモノって多いですよ。
次のモノもそうです。
7,ホッチキス
これも発明した人の名前なのです。
英語では「Stapler」。ホチキスをするコトを「Staple~together」と言ったりします。
こういうのって多いですよね。
8,ダンボール
コレは英語では「Cardboard」(カードボード)。
カードの板なのだから、コッチのほうが「わかりやすい」とも言えます。
ダンボールってどういう経緯でこんな名前なったのかは、ウィキペディアさんにお任せするとして、ただ、その名付け親は、井上貞治郎という日本の実業家なのだそうです。
9,バイキング
食べ放題という意味でつかわれる「バイキング」ですね。
これを英語でいくら言っても、彼らは「食べ放題」という意味に理解はしないでしょう。
英語では「All You Can Eat」(オールユーキャンイート)、カッコつけて言うと「Buffet」(ビュフェ)といいます。
結構有名なので知っている人も多いかもしれませんが、もともとは帝国ホテル内にあった『バイキングレストラン』が由来だそうです。
10,ビタミン
英語で言うと「vitamin」(ヴァイタミン)ですね。
ポーランドの人が名付け親でして、モトは「ヴィタミン」と名付けられたのです。
日本人には「ヴィ」は言えませんので、我々は「ビタミン」と言っていますが、コッチのほうが近いですね。
どちらかと言うと、英語圏の人たちが間違えて言っているのです。
まとめ(?)
さて、探してみると結構いっぱいありましたね。英語由来じゃない和製英語。
中国語や韓国語とかだったら「コレは英語じゃない」とスグに判断できそうですが、ヨーロッパの言葉だと間違えるもの無理はないですね。
これからのグローバル時代、こんな言葉は、もっともっと増えそうです。
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