英語で男性をホメる言葉って『種馬』?

言語

もう日本であまり聞きませんが、『男の中の男』という表現があります。

コレは、「男前」であったり、「男らしい」という意味で、とにかくカッコイイ男性のコトを表し、悪い意味で使われるコトはありません。

英語でこの表現をしようとすると、「He is the man!」といい、直訳すれば「彼がその男だ!」みたいな感じですね。

『女の中の女』という表現が一般的で無いのと同じように、英語でも「She is the woman!」という言い方はマズしません。

なんででしょうね・・・?

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英語で男性をホメる言葉って『種馬』?

ココでも何度か書いているように、外国(特にアメリカ)では、筋肉質な男性の方がモテます。

日本では、「細マッチョ」みたいな人が「カッコイイ」とされていますが、アチラではあんなのは「マッチョ」の内に入りません。

「ゴリマッチョ」なほうがモテます。というか、ほぼゴリラのほうが良いのです。

男性的な特徴が、ハッキリしている男性の方がモテるわけです。

女性も同じように、女性的特徴がハッキリしている女性のほうが、魅力的とされていて、特に最近では「ひょうたん」型体型の方がモテるようです。

やっぱり、日本とは違いますね・・・。

男らしさ

さて、一体ナニを「男らしい」とするかは、人によって違うかもしれません。

毛深かったり、汗クサかったり、肉体的な特徴もありますし、正義感があったり、スケベだったり、性格的な面だってあるわけです。

Stud=種馬?

先ほどの「He is the man!」という言い方は、「信頼できる」という意味合いもありますので、どちらかというと、性格面の男らしさを指しているように感じます。

では、肉体的な「男らしい男性」を言う場合は、どういう言い方をするかというと、

「He is a stud!」

なんて言い方をするのですが、この「Stud」という言葉を辞書で引くと、「びょう」とか「スパイク」という意味の他に、なんと「種馬」という意味があります。

もしかして、「種馬」の意味を知らない方もいるかもしれませんので、少しだけ説明すると、種馬とは繁殖用の雄馬のコトでして、優秀な遺伝子を残すために、雌馬と交尾をするのが仕事のウマのコトです。

もちろん、今では英語でも「信頼できる男性」の意味でHe is a stud!という人もいますが、本来の意味はやっぱり「性欲絶倫男性」という意味だったのです。

イタリアの種馬

ただ、この「Stud(種馬)」という言葉自体も、もともとは「種馬」の隠語(スラング)のようで、実際に「種馬」を英語に訳すと「Stallion(スタリオン)」というのが正しいようですね。

しかも、この「Stallion(スタリオン)」という言葉をイタリア語にすると、「stallone(スタローネ)」、そしてコレを英語読みすると「スタローン」になるわけです。

そうです。シルベスター・スタローン。ロッキーの「スタローン」です。

あの有名な映画「ロッキー」では、主人公ロッキーバルボアのニックネームが「イタリアの種馬」というコトで、アポロに面白がって対戦相手に選ばれますが、この「イタリアの種馬」というのは、スタローン自身を指していたのです。

種馬がカッコイイ?

しかし、いくらアメリカでは「男らしい」男性がモテると言っても、性欲絶倫の「種馬」というのは、ヒドイ感じはしますヨネ。

第一、そういう「ヤリ手」の男性というのは、そもそもモテるから「ヤリ手」なわけで、「ヤリ手」だからモテるというコトではないハズなのです。

(ある一説では、男性は一定の女性からモテ始めると加速的にモテるという説もありますが・・・。)

逆は無い!

しかも、この男性の「Stud」に当たる言葉で女性の場合はというと・・・、

ん~~・・・やっぱり「Bitch」でしょう。

その意味は『メス犬』。

この「Bitch」という言葉は、日本語では「尻軽女」や「あばずれ」とか訳されていて、良い意味で使われるコトはマズありません。

(最近では、黒人ラッパーや若い子たちの間で「友達」や「イイ女」の意味で、「Bitch」が使われる場合がありますが・・・。)

基本的に男女平等を謳っているアメリカでさえ、「ヤリ手の男性」=「男らしくてカッコイイ」という認識なのに、「ヤリ手の女性」=「尻軽女」なのです。

なんかヒドイ気がしません??

わからないでもない。

でもまあ、女性の方々には申し訳ありませんが、その認識はある意味、正しいですよ。

というのも、普通の男性が「ヤリ手の男性」になるには、まあまあの努力が必要ではありますが、普通の女性が「ヤリ手の女性」になるためには、男性ほど努力は要らないハズなのです。(違います??)

たとえば、男性が、2桁以上の経験人数を持つためには、先ずはそこそこの財力が必要です。
そして、そこそこの見た目と、アメリカだったら、チョットした筋肉質ボディーも必要なわけです。

しかし、女性の場合は、ガードさえ下げれば「ありのままの自分」でいるだけで、2桁達成は、そんなに難しいコトでは無いと思います。
(もちろん、ちょっとムリな人もいるでしょうが、「一般的な男性と比べると」という意味です。)

コレは、別に日本やアメリカだけではなく、世界的にそうではないでしょうか・・・?

「種馬」になれる男性は、やっぱりスゴイ男なのです。

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