最近は『○○女子』というのが流行っているみたいです。
中には「スト女」という「ストリップにハマっている女子」というのもあるそうで、そういう劇場に来ては観賞をされている女性もいるらしいのですが・・・「ストⅡ」ではないのですね。
関連記事⇒急増「スト女(ストリップ女子)」の実態~劇場で号泣する女たち
しかし、「あなたはもう『女子』ではないでしょ?」と、思わず突っ込みたくなる、まあまあのお歳を召された方も、中にはいたりします。スミマセンが。
別に、だれに迷惑を掛けているわけでもないのですけどね・・・。
女子という言葉
実は、女性が自分を「女子」と称するのは、間違いではありません。
「女子」という言葉を辞書で引いてみると、先ず「女・女性」という意味ですから、何もおかしくないのです。
しかし、やっぱり2つ目の意味は「女の子供・女の子」という意味です。「子」が付いてますからね。
字面だけで見ると、読む人は自動的に、比較的若い女性を想像しますので、こんな便利な言葉はありませんよ。
別に騙しているわけでもないですからね。女性は皆、女子なのですから。
そりゃ女性の皆さん使いたくもなります。当たり前です。
欧米の熟女文化
さて英語には、そのような便利な言葉はありません。
「Girl」と言うと、だいたいは、やっぱり「女の子」です。
しかし、欧米社会は、日本のようにロリコン文化ではありません。
(日本ってそうでしょ?ちがいます?)
欧米の男の子たちは年上の女性に憧れることも多く、同じく女の子たちは「早く成熟した女性になりたい!」と望んでいる場合が多々あるのです。
映画『13ラブ30』。13歳の女の子の「30歳のオトナの女性になりたい!」という望みが、なぜか叶ってしまうというコメディ映画。
こんなコトを言うと・・・、
「ホラ見ろ! 欧米の女性は自分たちのコトを『Girl(女の子)』だなんてハズカシイこと言わないぞ!!」
と、鬼の首でもとったかのように息を撒く、おば様たちに厳しい日本人男性たちが目に浮かびますが・・・。
でも実は、自分たちのコトを「Girl(女の子)」と呼ぶアメリカ人女性は、
結構いてますヨ!
All for you
例えばこの懐かしいジャネット・ジャクソンさんのヒット曲「All for you」の歌いだしでは・・・
All my girls at the party
パーティーに来たワタシの友達のミンナLook at that body
ホラ、あのボディShakin’ that thing
ソレをシェイクしてLike you never did see
もう見たことないくらいGot a nice package alright
ナイスな仕上がりじゃないのGuess I’m gonna have to ride it tonight
ワタシもノッテいかなくっちゃね
・・・とまあ、えらく官能的な歌詞なのですが、注目するのは最初の「All my girls(オール マイ ガールズ)~」です。
コレは、ジャネットさんの女性の友達を指しているのは理解できますが、お友達なのですから、年代も大体同じ位でしょう。
この時、ジャネットさん、お歳はすでに34歳。
もちろんそのお友達も、ジャネットさん達を指してgirlsと呼ぶでしょうが、girlsと言うには、34歳ってどうなんでしょうね・・・?
Girls=女友達?
実は英語では同性の友達を、女性ならgirls、男性ならboys、というふうに呼んだりします。
コレに歳は関係ありません。
英語の辞書でも『girl』の意味は、『a female child, from birth to full growth.(女性の子供、生まれてから完全に成長するまで)』と書いてあります。
参考⇒dictionary.com girl
(Hip Hop界隈ではDogsなんて言ったりもしますが・・・。)
成人女性も『girls』に入るのです。
Golden Girls
でも中には・・・、
「いやいやジャネット、34歳、若い若い。ぜんぜんgirlsだよ。PVでもキャピキャピだし。」
という人もいるでしょう。
歳は関係なくても、見た目さえ若ければ「girlsでOK!」という男性も中にはいるかもしれません。
いや、でもね。そうじゃなくって、ホントに見た目も歳も関係ないのですヨ。
例えばコチラ、史上最高齢のgirlsたち。
もう、彼女たちが何歳かなんてヤボはコトは言いません。
でもタイトルはズバリ、Golden Girls(ゴールデンガールズ)なのですよ。
Girlsなのです。女の子たちなのです。
Golden Girlsのお姉さまたちに比べたら、自称『○○女子』なんてカワイイものですヨ。アマチュアです。
『女子』なんて全然OK!
そういうわけで『○○女子』なんてぜんぜんOKなんですよ。
女性はいつまで経っても『女子』であり、『Girls』なのです。
ゆめみる乙女なのですよ。白馬の王子を待ち続けるお姫様なのです(言い過ぎ?)。
我々男性にとっても、そっちのほうがカワイイじゃないですか。
『女子』という言葉は、魔法の言葉なのです。
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