外国人の名前の『秘密』と英語の『キラキラネーム(DQNネーム)』

国々の違い

うちの子供たちはハーフですが、結構ちゃんととした『日本的』な名前をつけてあげています。

どうせミドルネームもつけるつもりでしたので、妻の母国ではそちらで呼べば良いわけでして、わざわざ『カタカナに聞こえる名前』をつける必要も無いと思ったからです。

長女が生まれたとき、妻は妻のおばあちゃんの名前を「ミドルネームにつけてあげたい」と言ったので、それなら僕も僕のおばあちゃんの名前をつけようかと思ったのですが、戦前うまれのおばあちゃんの名前はいくらなんでもシワクチャな感じがしたのと、僕の父の猛反対もあり、その案は却下となりました・・・。

可愛いとおもうんだけどなあ~~・・・。

次女の名前は長女の名前となんとなく韻を踏むような感じにし、そして長男は、妻が「男の子が生まれたらこの名前にしよう」と前から考えていた名前にしました。

一応ハーフですので、少し外国人ぽい顔をしていますが、結構古風な日本名なので、初めて聞く人は「え?」と思う人も多かったりします。

でも子供たちも、自分たちの名前を気に入ってくれているようですし、あまりキラキラした名前もどうかと思うので、僕的には良かったかなと思ってはいるのです。

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外国での名前のルール

カトリックの国は聖書の登場人物の名前をミドルネームにする人も多いようです。

でも、聖書に出てくる女性なんて数は少ないので、スペインの女性なんかは大体みんな「マリア」だったりするそうですヨ。

妻の母国では結構最近まで、『地名を名前にしてはいけない!』というようなルールがあったらしく、「アメリカ」「アジア」「ヨーロッパ」というような名前は禁止されていたそうです。

うわさでは、僕の大好きな映画監督のダリオ・アルジェントさんの娘が「アジア」さんというらしく、彼女の生まれた時くらいから認められたそうな・・・。

ちなみにこれらの名前は、みんな母音が「a」で終わっているので、女の子の名前となります。

ヨーロッパのラテン圏では、女性の名前は必ず「a」で終わるのです。

ラテンの言葉は何でも男女をしっかり分けたりしますので、男の子の場合はというと、母音が「o」で終わる名前になるのです。

たとえば、「アンジェラ」は女の子で「アンジェロ」は男の子となるのです。

なので、「ちびまるこちゃん」の「まるこ」は向こうでは男子の名前になります。

というか最後に「子」が付く名前は向こうでは男性の名前になりますので、なんかおかしな感じですね。

アメリカ人の名前

なんとなく日本人にとって外国の名前というのは、バリエーションが無いように感じますが、実際にはそこまででも無いかなあと思います。

もちろん「マイケル」なんて名前は、アメリカ人男性の5分の一くらいに付いていそうな気はしますが、日本の「たかし」や「ひろし」だって、まあまあの確率でいてたりするのです。

おそらく、向こうは「下の名前」で呼び合うので、そう感じるのではないかと・・・。

ただ、やっぱり変わった名前の人というのはいるもので、日本で言う「キラキラネーム」というのもアメリカにもあったりします。

外国の「キラキラネーム」

プリンスを知らない!

先週、若いアメリカ人の女の子(二十歳くらい)と話す機会がありました。

彼女はミネソタ州出身だと言ったので、「じゃあ、プリンス好きですか?」と聞くと、「誰ですか?ソレ・・・」と言われたので、僕は「え!知らないの?」と言うと、隣の日本人の女の子も「プリンスって誰ですか?」と言うのです。

「最近の子はプリンスを知らないのか!!」とジェネレーションギャップに慌てふためく40代のおっさんの僕だったのです。

マイケル・プリンス・マドンナというと僕の世代にとっては「巨人、大鵬、卵焼き」と同じくらい人気の(例えが古い!)3大洋楽トップスターなのですが、最近の若い人たちは知らないのかと思うと、淋しくなりますね。

しかもプリンス・マドンナは今でも勢力的に活動しているのに、日本人の女の子は知らないとしても、アメリカ人が知らないのはショックですね。
≪追記≫プリンス閣下はお亡くなりになりましたね。大好きなアーティストでした・・・。

でもアメリカ人って結構世間知らずな(自分の興味のあることしか知らない)人が多かったりするので、しょうがないかもしれません。
もしかしてこのブログを読んでくださっている方にも知らない人はいるかもしれませんが・・・。

「マドンナ」というと元は「聖母」という意味で「憧れの女性」という意味で使われたりしますよね。

あと、「プリンス」「王子様」という意味だというのはみなさんご存知だとは思います。

実はこのお二人・・・、「芸名」などではなく「本名」なのです。

「キラキラネーム」を付ける理由

もちろんこれらのお名前はアメリカでも変わった名前で、自分の息子に「王子様」なんて名前をつける親はちょっとどうかしてる感があります。

そういえば、マイケル・ジャクソンの息子もプリンスと名づけられましたが、マイケルはやはりどうかしている人なので、次男はブランケット(毛布)君といったりします。


(しつこいって?気に入ってるんです。)

アメリカでも子供たちに「キラキラネーム」をつける親というのは、芸能人か過剰に子供たちに期待を持っている人だったりします。そしてそういう人は、特に低収入の黒人に多かったりするのです。

例えば最近のキラキラネームでは、「ユニーク」という言葉の綴りをかえて名前にしている子供たちも多かったりします。これは独自性をもってほしいという願いも込められているのでしょう。他には「プレシャス」(高価)という名前もあったりします。

実はアメリカの研究でも、こういった特殊な名前を持つ子供たちは幸せになりにくいといわれています。ただ、低収入の黒人に生まれた時点で、未来はすでに厳しいという事実もありますので、一概に名前のせいにもできないかなとは思いますね。

あと、「クリスタル」や「メルセデス」といった本当にキラキラした名前はストリッパーの源氏名(芸名)によく使われたりしますので、あまり「幸せ」には繋がらなかったりします。「マドンナ」もそうかもしれません。

もしかすると、厳しい現実に直面している人たちこそ、未来への希望としてキラキラネームを使うのかもしれませんね・・・。

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